繋がらないNET

何故このWebページを20年に渡って維持、更新し続けるのだろうか? と、ときおり自問する。利益に繋がることもなく、組織への所属と忠誠をアピールするわけでもなく、自己承認欲を満たせるわけでもなく、称賛はもちろん評価一つない、ないない尽くし。ときおりカウンタが回っているのを見て、おや見てる人がいるんだ? と思うだけ。

強いて言えば、かつて不義理や迷惑を掛け、期待に応えられなかった「過去の人」たち、今は全く付き合いはないが、忘れ去ってしまうことはできない記憶や経験、与えてくれた幸福な時間に対して、おかげ様でまだ生きていますという報告なのだろうと考えている。手前勝手な贖罪を兼ねたつもりの免罪符であり、言わなかった、言えなかった感謝の表明でもある。ずいぶん長く生きてきたが、あのとき「貰ったもの」が今の自分を作り、糧となったことは歳をとればとるほど正鵠に理解できるし、できるようになるものだ。

もちろん、その「過去の人」たちが見ているかどうかはわからんし、確かめる術もない。多分、世間的な「NET」でもやれば違った展開になるのかもしれないが、再び繋がろうという意志はないし、歩んで来てしまった異なる道を今更引き返すこともできない。それはお互いに只の迷惑でしかないことは想像に難くない。

だから、躰と精神が正常に機能して更新を続けられる技能がある限り、続けようと思っている。選挙が始まると朝の駅頭で立候補者が通り過ぎる人々に空目しながら演説をするように。耳を傾けるまでもなく横目でちらっと“へぇ、まだやってんだ。頑張るねぇ”くらいは思ったりするじゃない? 次の瞬間忘れてるけど。それでいい。それがいい。

漬物

バブルのツケ、リーマンショックのツケ、3/11メルトダウンのツケ、利権ピックのツケ、コロナのツケ。漬物だらけだが我が老害は漬物が大好き。ペコペコの腹はもっとお代わり欲しいって? 大丈夫。これから、ガラパゴス金融システム腐食のツケ、大盤振る舞い、財政崩壊のツケ、ディジタルが嫌で嫌で堪らないハンコとFAXのツケを心行くまで払っていけるぞ。万歳三唱。

そんな漬物命のpoor老醜は当然売り物で満足できるわけでもなく、乏しい家計の一助にとヒタヒタと染み渡る貧しさに心根までどっぷりと漬かりながら、日々研鑽を重ねるのである。愉しい哀れ。

はぐら瓜の粕漬け製作中

はぐら瓜

八百屋で初夏に出回るはぐら瓜を求め、縦二つ割り、種を掻き出して塩をたっぷりと盛ってビニル袋で2、3日、重しを掛けて水抜き。出た水は捨て、軽く洗って水分をよく拭き取る。種の凹みに粕をたっぷり塗り、容器に粕を敷き、重ねていく。表面を粕で覆ったらラップで覆い、蓋。冷蔵庫で3ヶ月ほどで取り敢えずの食べ頃。暗褐色に透き通るには年単位が必要。粕はアルコールを含むので保存性が非常に高く、管理が楽でほぼ放置が可能。

梅酢漬け

売り物の得体のしれない安っぽさとインチキさ加減には我慢がならないというわけでもなく、身も心も貧しいから敢えて買ってまで食べないのがピンク紫の漬物。梅干しを作ると副産物として赤紫蘇の梅酢が大量にできるわけで、その再利用にはちょうどよい。茄子や胡瓜を紫蘇の葉と一緒に塩で水抜きし、梅酢に漬け込むだけ。3日もあればきれいに染まる。同様に刻んで軽く煮沸した根生姜を漬け込めば、紅生姜の出来上がり。

柴漬け

まぁ、若い頃はご他聞に漏れず漬物なんて年寄りの食い物だと思い、食卓で手を付けることもなかったわけで、漬物を旨いと思ったのは40歳をとうに過ぎていたように思う。紅生姜やキムチなど若年層にも深く浸透してる漬物もなくはないが、中食や持ち帰り弁当類にオマケされている小袋のアレは、最低というかサイテーなインチキなんだと気づくのにはそれなりの経験と歳月が必要なわけで、手間暇掛けて真面目に作っても高価になりすぎて売れないし、促成乱造に走るのは深く理解する。好きにし給え。

盛夏の頃、ディスカウントスーパーの思ひ出

郵便局のゆうちょ銀行で決算用の残高証明を取得して料金は現金払いのみと言われて、現金以外が使えるのは郵便窓口だけだと思い知った。なんだかね。この、一向に進歩しない社会システムって何なんだろう? 変わることや変えることが嫌で嫌で堪らないって、老醜の典型だわ。って、老醜のオレが思うんじゃ、もう未来が無さ過ぎだろう。

で、あまりの暑さにとてもどこかに回ろうという気になれず、弁当くらいあるだろと向かいのディスカウントスーパーへ。空きテナントへ数年前に進出してきたBig-A。当初は現金しか使えないから全く利用価値がなかったが、今は現金以外に客がScanする個人商店レベルのPayPayのみ使えるようになったのが画期的(笑)。もっとも、居住者平均年齢が70歳を超えている貧老の村ゆえに使ってる人は唯の一度も見たこと無いから、そのうち止めちゃうかも。昼前のせいかそれなりに客はいる。ほぼ老人。業務系や現業系がちらほら昼飯を求めて集まってくる。惣菜は一か所にまとまって、大した面積じゃないが一揃いある。

第一の迷い

安い。安すぎる。弁当の主流は299円、歩けなくはない距離の競合他社も299弁当を売りにしているが、荷物持って帰ってくるのは嫌だから行ったことないわ。他に握り寿司のセットが399円。オニギリは60円台から。隣に並んでいる今をトキメクポテサラ等、惣菜のほうが割高。まぁ、安いが見た目悪いし、彩りは鼻から考えていないというか漬物まで省略するコストダウン。とてもおいしそうには見えないが、食わないで決めつけるのも大人気ないかとモノは試しに弁当3種、オニギリ3個、三角サンドウィッチ2個、惣菜パン2個、目に付いた冷やし中華生麺5個セットをカゴに入れる。レジは極小。繁盛時だけ2台稼働するが、普段は客がいくら並ぼうと頑なに1台(笑)。距離を空けろと床にシールが貼られているのに、後ろの貧相なノーマスクBBAがカートでオレの尻押すんだよ。何なんだ?

第二の迷い

三種の弁当は海苔弁、カツ丼。巨大さに目を奪われたチキンカツ弁当で、持ち帰ったら、“オマ、ここの弁当はヤバイぜ”と海苔弁取られた。ハムのような薄ロースに3重に衣が付いてロクに玉子が掛かっていない極小カツ丼か、デカイだけで途中で胸がつかえそうなチキンカツか。腹減ってたから大きさに目が眩み、禁断のチキンカツを選んだが、予想通り2/3で断念。ガチガチの衣と胸が悪くなる油、叩き伸ばして大きく見せただけのブロイラー腿肉に悶絶。 下味くらい付けて欲しいものだ。極めて絶妙なレベルでようやく食い物として成立する弁当・惣菜を狙って作るのも結構難しそうだが、1円でも儲けたいって意志が為せる執念と技だよなぁ。オニギリとサンドウィッチは安価な工場製のよくあるタイプで、まったく記憶にすら残らない清々しさ。

ここに来てようやくAEONが本気出すようで、Big-Aとアコレが統合だと。よしよし。これで優待カードとAEONカードが使えるようになるな。299シリーズは無くなるのかもしれんが、ほも弁の海苔弁は306(税込み330)円になったとはいえ、普通においしく食える質と量と温度は保っているんだから、もうちょっと何とかせいよ。

冷やし中華再び

今となってはすっかり昔話だが、昭和の頃は6月上旬の目も眩むような紫外線Max五月晴れの頃になると店先に貼られる「冷やし中華始めました」に釣られ街中華に入ると、日焼けした白ビキニのネエチャンが生ビールのジョッキを片手に微笑んでいたものだ。ポスターがね。食った気しないから滅多に頼むことはなかったが、旨そうではあった。今は甘酢醤油味以外にも、ゴマダレやマヨネーズでいっそう濃いコク志向が進み、ラーメンと同じく外では食べる気のしないものに成り果てた。

冷やし中華1

コシが強めの中太生麺を用意し、具は事前に準備し冷蔵庫で冷やしておく。盛り付けの器もな。錦糸卵を作り、常温まで冷ます。肉類は冷やすと脂が固まるから一度温め、表面が常温になる程度に冷ます。辛子を湯で溶いて空気に触れるよう置く。

冷やし中華2

麺は固めに茹で、氷水でしっかり冷やす。しっかり水切りをして冷やした器に盛り付け。手早く具材を盛って、胡麻と紅生姜をトッピング。胡麻油を回し掛ける。

冷やし中華3

老いぼれ・のち・死に至る病

元々30代の頃、ギックリ腰をやらかして以来、腰痛持ちで、ギックリは数回瀕死を経験したせいか極度に気を付けるようになって今は滅多にならないが、腰痛は慢性化して年々辛くなる。ソコに追い打ちを掛けるのが15年ほど前に初めて経験した痛風。以後は2、3年に一度、激しく脱水したときにうっかり水分補給を怠ると発現するようになった。体質なのか遺伝なのか、尿酸値は標準の上限に張り付いており、調子に乗ってプリン体を食いまくるから……というわけではなく、いや、間違いなく酒だな。アルコールが引き起こす脱水。腰もそうだが、足が動かないというのは実に辛いもので、日々着実に、不可逆的に生きたまま死んでいく寝たきり老人を見て来た経験と相まってぞっとする。

だからというわけではないが、結婚式のカタログ引出物で自転車を貰った。のだが、届いたまま放置。箱が邪魔だなと箱から出すのに半年、更にそのまま放置して半年後、邪魔でかなわんと、ようやく組み立てた。組み立てたはいいが、タイヤに空気が入っていない。空気入れを探すのに半年。だんだん錆が出てきて、およよんと空気入れを探し出し、ようやく乗れるようになるに既に1年半が経過してしまった。中華製折りたたみ出来るヤツ。で、楽天やらAmazonでカゴやら鍵を調達し、30年ぶりくらいに自転車に跨って駅前ディスカウント物販のチャリ売り場で防犯登録。個人賠償保険はカードのオマケ保険に元々入っているから十分だろう。最初はふらつくが、10分も乗れば慣れる。躰が憶えているんだなぁ。暑くてエアコン付いてる車にすら乗りたくないから、しばらくは出番はないだろうが、秋になったらスーパーに買物に行ったり、コンビニに公共料金を払いに行ったり、近場で飯を食いに出掛けたりしようと考えている。

事業もしていないのに持続化給付金受給が流行っているそうで(笑)。サラリーマンとか主婦とか学生とか自称フリーランスとか。国相手に詐欺ってホント度胸あるよな。貰うためには住所氏名から個人識別番号必須の確定申告書、口座も誓約書も出すわけで、国には素性・身元が筒抜け。この先国税と警察相手に孤独な戦いは必至だなぁ。それも最初から勝てないとわかっている負け戦。貰った金額は事業所得の雑収入として確定申告は必須だから、今年度開業はもちろん、来年の確定申告出さない、出せない、帳簿もない、事業収入の証明が不自然なんてのは国税のプロが見れば一目瞭然。来夏は逮捕祭りになりそう。罰金やら延滞金付きで全額返済の上、詐欺の実行犯だから執行猶予は付かないぜ(笑)。初犯でも2年位は食らいそうだね。晴れて前科者の烙印を頂戴できるなんて胸が熱くなるな。嘘じゃないって誓約書まで出してるから、言い逃れは一切できないだろうね(笑)。国の善意を踏み躙った形だから、追求は熾烈を極めるね。時効になるまで7年。国税は強制捜査権持ってるし、容赦ないからな。ご愁傷さまぁ。

しかし、これは犯罪者予備軍を焙り出すなかなか有効な踏み絵であったな。監視や強制がないといとも容易くズルする奴と、目の前に餌が放り出されていても毒が仕込まれていないか吟味する奴、自律的に倫理と損得を天秤にかけられる奴。調子に乗って手を出した民度高い日本人様は実質的な懲罰からは逃れられても、ブラックリストに載せられてこの先一生監視対象になるんだなぁ。既に社会的信用の蓄積はあらゆる形でデータ化され、スコア化されている。ところで、初めから課税対象になっているあたりに国税当局の秘めたる強い意志を感じたのはオレだけか?

タコ三昧

たこ刺し

久々に真タコが安かったので、タコ刺し。新たに電気式タコ焼き器を発見したのでその試用を兼ねて、残りはタコ焼き。我が東夷辺境には焼きたてのタコ焼き売ってる店は無いに等しいから、食いたきゃ自分で作るしかない。外食や中食も業務用冷凍品を解凍してるだけだしね。

たこ焼き器

昆布と鰹節と軟水で出汁をとり、薄力粉を加え緩めの生地を作る。出汁500mlに薄力150gほど。菜種油を塗ったたこ焼き器が熱くなったら、生地をドバーッと一面を覆うように流す。タコのぶつ切り、揚げ玉、刻んだ紅生姜、刻み葱を散らし暫く待ちつつ、各穴の境界部分を竹串で切っていく。穴底が固まり始めたら串先でクイッと半回転。開いた穴に余分な生地を押し込んで、回転・押し込みを繰り返せば自ずと球になる。

タコ焼き1

外カリ中トロのタコ焼きの完成である。鰹節、鹿児島産青海苔、自家製紅生姜などを盛り、オリバー謹製タコ焼きソースを回し掛ける。好きな人はマヨにし給え。電気タコ焼き器だとだと卓上で食いながら作れるのが便利だね。

タコ焼き2

Go to Eat

9/30に大戸屋優待券をギリギリ消化。ミスジ牛のステーキ丼にタラの黒酢野菜和えに自家製豆腐に麦味噌汁、ビールx2。1年3ヶ月ぶりだが、貧乏舌のせいか味は言われるほど落ちてはいない気がした。16:30くらいに店に入って、帰る頃にはけっこう満席状態。30代くらいのお一人様女性に中年以上のオジサン/オバサン。平日夕方のせいか? 老人は少なく感じた。予定より若干遅れ、大戸屋のTOB、やっと成立したか。年明けくらいからコストカットで良くない方向へいろいろ変わりそう。たくさん貰った優待券は年内を目処に使い切らねばならん。

ツマミ1

10/1に近在デパートのカードポイントで引き換える商品券をギリギリ消化と綱渡りが続く。次は11月末の日高屋、年末のZenshoと続く。旅行はヒマがないし行く気にもなれんが、飯は食うからGtE。Eatだけじゃ漠然とし過ぎだからEat outとすべきだと思うが。紙クーポンは往復はがきで申し込んで抽選という昭和方式で、時代遅れの老醜老害を自認するワシですらさすがに呆れ果てたわ。電子クーポンの方は携帯端末からカードで簡単に買えた。25%割増なら10万ほど買っとくかと思っても選択肢が一回にMax2万しかない。それを使い切るまで次が買えないのか! 1回で2.5万じゃ足りないこともあるだろうに。まぁ、回数は無制限らしいからとっとと使い切ればいいわけか。が、しかし、肝心の利用できる店が表示されないぞ(笑:夜になって少しずつpdfが増えている;今はmap表示)。おまけに紙と電子で使える店に随分差があるじゃないか。だせえ。対策取らずに詰め込む店は論外として、鮨屋や天麩羅屋でカウンター席のど真ん中にぽつんと一人で飲み食いするのは最高なんだが、鮨屋と天麩羅屋と鰻屋がねぇぞ、コラ。

グルメサイト経由の予約ポイントの方は、若い人向けかね? どこがグルメなのかさっぱりわからんグルメサイト自体の胡散臭さは置いとくとしても、食べたいものを提供する店があまりない。料理や店の写真を見ても、どうも趣向が違うというか、群れ集まって、延々とオシャベリしないと死んじゃう若い人や家族連れやサラリーマン向けなのね。人と会うのが目的で、飯を味わうわけじゃないから味は二の次というのも店はよくわかっているんだよな。求められるもの平均のほんのちょっとだけ上、本質には関係のないつまんないサービスでお得感を演出……といったものが客寄せになって売上が上がるなら、それに越したことはない。みんな、Happy(笑)。予約して食事には行かないし、そんな店もない過疎辺境住いのICTに疎い情弱貧老には関係のない話だわ。

ご苦労であった

世間ではイオン系列の食品スーパー:ベルクと埼玉の独立系元八百屋のベルクスを混同するらしいが、BelcとBelxを混同できる感覚は不思議に思う。耳から入る情報は誤謬が多すぎて信用に足りないから常に文字を確認することで正誤を調整するのが常道ではないのか? 大体、野菜も魚も置いているものが全く違うと思うのだが。イオン系のマルエツとイオン系でない東武ストアは特に資本関係はないと思うが、仕入れ商社がおそらく同じ丸紅系だから、扱う商品がよく似ていて、特売チラシまでそっくりなのはご愛嬌というのは理解し易い。そのBelcがこのところ気張っていて、レジ無し決済を始めるそうで、乞食カッペ貧老としては見過ごせない1000円券をバラ撒いていたので貰ってきた。手順はちょろい。Belcアプリを落としてBelcカードを端末にゲットして個人情報を登録。スマベルクなる決済アプリを落としてBelcカードと紐付け、クレカ登録。10/6以降、入店時にスマベルクを起動して店舗入口に掲示されているQRを読込、購入する商品のコードをスマベルクで読取り、カゴにポイちょ。出口で買い物終了QRを詠込むと決済完了でそのまま帰れる、という段取りらしい。

その販促で10/5までにスマベルクをインスコし、クレカ登録すれば1000円券をゲットというのが餌。店舗でクレカ登録画面を見せて、Belcカードのバーコード読取りで手続きは20秒ほどと読んで、乞食老としてはヒャッホーと特設会場を目指す。黄色いユニフォームの派遣と思われる受付が6名。んん? 並んでるのか? と串並び、前2組。おい! ちっとも進まんが? 首を伸ばして前方を観察すると呆然と固まってる客が3名、スマホに何やら打ち込んでいるのが1名。空目で放心してるあんちゃんネエチャンに食って掛かる客2名で阿鼻叫喚じゃん(笑)。オマケに並ばない押し車の婆さんが受付に割り込んで混乱に輪を掛ける。あっという間に後ろにも列が伸び始める。平日の昼でこれかよ(笑)。

つまみ2

周囲はここ数年で一気に開発が進み、夏には1棟で数千人くらい住んでいそうなマンソンもできて、イケそうと判断したのだろうが、群がってるのは多分関係ない原住民乞食ばかりで言語がまったく通じないレベル。ようやく回ってきた順番でネエチャンにホイさ~と表示させたクレカ画面を見せると即決。Belcカードはございますかと訊かれ、画面を切り替えると「おお、電子カードでございますねぇ」とリーダーでピッ。1000円券を貰って、想定していなかったおまけカードの使い方を説明されて計15秒くらい。オマケで1回付いている「クレーンゲームは……しないですよね……」って、言われちゃって苦笑い。

おまけカードは3週連続で1000円以上を3回決済すると、もう1000円くれるそうなので運動がてら通ってみるか。Belcの中に入ったのは初めてで、ざっと見てきただけだが、イオンとは若干品揃えが違うのと少しだけ安いかね? 大きめの肉の塊を多く扱っていてちょっと心惹かれた。松茸は傘が開き切っていて手を出す気になれなかったが(笑)。

嗚呼、ひつまぶし

鰻はときどき食べてるが、今までひつまぶしという食べ方をしたことがなく、たまたま名古屋に出掛けたので、食べてみた。宿が栄の中心だったので、Google Mapで眺めると選択肢はそこそこ。まぁ、最初はあまりディープでないほうが良かろうと、徒歩数分の「しら河」というひつまぶし専門店を選んだ。

金曜夜、19:00だったが、今風のビル地下の小綺麗な店。暖簾に首を突っ込むと、すぐに席に通された。同フロアの他の店が殆どガラガラなのに比して半分ほどの埋まり具合だが、それなりに客が入れ替わって繁盛してる部類ではなかろうか。近在ではあまりない女性のみの客が多いのは地域性だろうか? 近在の鰻屋の客は有閑老人ばかりだからかなり斬新に思った。

基本、初めての店は看板料理の最上級を選ぶのが合理的なのだが、昼過ぎに東京エキナカの寿司清で飲みすぎ食いすぎで、特上は断念、ノーマルよりは鰻の量が多そうな上ひつまぶし、肝吸い、肝焼き、う巻き、取り敢えず生中で途中から愛知の地酒、勲碧へ。酒はスッキリ飲みやすい系。地焼きと思われるカリッと焼かれた鰻は、風味は落とさず脂は適度に落ちて、良い鰻でした。タレもくどさは感じずさっぱりお上品。お櫃への敷き詰め方も見た目麗しく芸術的。痛風持ちが肝吸いはともかく、肝焼きは拙いだろうと思いつつも、こちらも大変おいしゅうございました。生ビールはちゃんと500mlのジョッキで、他に生大と生小、瓶ビールもあって感心した。カッペ近在飲食の400mlも入らないオシャレグラスを生ビールと称して選択の余地がない不実さが際立つな。総じてカッペ老人の感覚からすると価格はかなり安い。鰻重5000円が標準の我がフロンティアの7掛けくらい。需要があるから回転が良いのかなぁ? ちょっと羨ましい。

滅多に乗ることもないが、名古屋方面の電車はSmart-exで前後が埋まっていない車両中程のAかD席を選ぶ(中途半端に混んでるときは敢えてB、C狙いで(笑))わけだが、陽が当たるのは勘弁と陸側D席にしたのに、読み違え。東京から熱海までは南西に進むせいかこの季節の15:00過ぎじゃ顔面直射日光でバイザーを降ろさざるを得ないという体たらく。席は2割ほどの埋まり具合で、会話も聞こえず、静かで快適だった。車掌と警備員が以前より頻繁に巡回していて、車内販売のオネエチャンがでかいゴミ袋持って回って来て、ゴミをポイちょできるのは楽でいいよね。

帰りは新横過ぎたらJREポインチョ(土日祝はモバスイ)で在来線の緑券を買い、品川で乗り換え。新幹線の重厚かつ至れりつくせりのリクライニングと速度の割の静粛性に比べると、在来のリクライニング席は薄っぺらくて幅が狭いのが難点だが、通勤時以外は一般的に隣に人が座ることは有り得ないし、通勤時でも隣の奴とくっつかなくて済むのが最大の救い。一階席と平屋席が物理的騒音で煩いのと空調の効きが悪いのは何とかならんのか? 二酸化炭素濃度は600ppm以下にしてよ。

旅行ではないが宿はGo to Travelで取ってくれたようで、地域ポイント券を2000円分貰った。申請中でまだ使えない店が多く、最後の最後に名古屋駅の売店で守口漬で消化した。宿泊日とその翌日、愛知岐阜三重のみで使用可と制限がきついので無効になるのはさぞかし多かろう。

寿司清は頭に築地が付くあちこちにあるチェーン店だが、東京エキナカは鮨食ったことない田舎モン向けというか外国人観光客相手というか、家賃も高いのだろう、醤油差しが置いてあってビックリ。コリはマズったかぁ? と、めんどくせえからいっちゃん高いお決まりセットに光モノと貝を適宜、最後に紐キュウを追加したが中身はイマイチ。シャリでかいし(笑)。高いけどアリソ鮨のほうがいいね。近在のデパ上の同名支店にも劣る。江戸前を名乗るなら煮切を塗るか、赤シャリを使うかどちらかはすべきじゃないか? コロナ前は平日15:00なのに長蛇の列を目にして、さぞかしおいしいのかと期待したのだが残念。カウンターはビニル幕で仕切り、テーブル席は何もないな。入店時に検温と消毒は求められる。店員の愛想はいいが、どこかの会社リストラされた元サラリーマンみたいで素人臭い。お茶も駄目だった。

ロートル・カッペ風海鮮丼

昔、昭和の頃、寿司屋に行ったり、出前で「ちらし」というものはよく食べた記憶がある。小さめのお櫃に酢飯を盛り、飯が見えぬように寿司ネタを彩りよく並べた、いわゆる江戸前ちらし。椎茸の甘辛煮が一枚載っていた。握るよりも早いから、持ち帰りでは今もあるが、メニューに載せてる寿司屋はあまり無いかね。一般的にちらし寿司と云うと今は元々全国区の混ぜご飯を指すように思う。代わって海鮮丼というのが、かつての江戸前ちらしを継承したのか? 海鮮丼は外で食べたことが一度もないので、実態は正直よくわからない。生卵の黄身がポトンと載っているのは論外として、たいてい生の養殖サーモンと養殖ブリ類が激しく自己主張をしており、昭和オジサンの古臭い時代遅れの本能が拒絶反応を示すんだわ。

ウニはチルドの塩水ウニ。北海道産バフンウニだけどB級かなぁ。イクラは冷凍の醤油漬けを冷蔵庫で解凍、ホタテ貝柱も冷凍品を冷蔵庫でゆっくり解凍してスライス。人肌の酢飯を丼に盛り、庭で摘んだ青紫蘇を敷いて、ダダっと盛り付ける。山葵を下ろして、葱や紫蘇の実などを散らしても良い。

海鮮丼

ときどき誤解する人がいて困るが、わたしは酒が嫌いだ。ホルムアルデヒド分解酵素がないタイプで、35過ぎた頃から多少飲めるようになったのは半場イヤイヤ訓練されたから。だから今でも居酒屋や赤提灯、バーといった呑み屋には自ら進んで行かないし、風俗も夜の店も興味はないし関わり合いになりたくない。でも、おいしい料理を食いながら飲む酒は料理を一層おいしいものにする。大してうまくないヤッすい食い物をまぁなんとか食えるものにするという効果も否定はしないが、それは貧乏が為せる業であり邪道だ。

だからといって、外食して酒を飲まないのは窮屈すぎて嫌。ホント嫌。心底嫌。食べることを愉しめないのは嫌。だから、いちいち面倒だから、他人と一緒に飯を食いたくない。飯+酒=食事。切っても切れない原理であり普遍の方程式である。メソポタミア、エジプト、殷の古から人は酒とともに歩んできた。飯は酒のためにあり、酒は食い物のためにある。昼間っから酒なんて~~と言ってしまう幼稚性は明治期に富国強兵策として強要された国策であり、江戸時代は三度の飯の友に朝から酒を飲み、飛脚は峠の茶屋で景気づけに酒引っ掛けて走ってたわけで、コンプライアンスを錦の御旗の如く振り回して悦に入ってるカッペばかりの嫌な世の中になっちゃったよな。

邂逅

36年前に死んだ父宛に、銀行から長らく使われていない口座のご案内が舞い込んで来た。おーっと、おいおい、期待させるじゃないか(笑)。そのまま、おーっと半年くらい忘れていて、そういえばと問い合わせてみたら、16000だとさ。がっくり。相続手続きするなら、書類を揃えて最寄りの支店に来てちょ~だそうで、新規で揃えなくちゃいけない書類は3ヶ月以内の個人の印鑑証明だけだったので、予約して手続きしてきた。凄い久しぶりの銀行窓口。現金は滅多に使わないから、コンビニとゆうちょ以外のATMも全く使わなくなった。同じ銀行に口座がないと手数料が掛かるというので、新規口座をネットから申込み。今度は既に口座があるので、作れないという手紙。なんと(笑)。調べたら合併前の別名銀行の通帳があった。最後の取引は1988年で32年前だわ。で、ついでに、まぁ、使うことはないだろうが、通帳をタダで新規更新、キャッシュ・カードも新調してもらって、ネットバンクも申し込んで一件落着。カードは断った。

つまみ3

ネットバンクは後日登録カードが書留で送られてくるタイプで、そこの記載事項をWebで打ち込んで、いくつか設定すると即時利用が可能になった。携帯端末用のアプリもインスコ。本人が存在すら忘れている口座の記録はきちんと残っているようで、他にもあるはずだから、整理しておこう。相続の手続きは正社員と思われるクールな美人のオネエちゃん。窓口は殆ど派遣だけどさすが銀行、キレイどころを優先的に取り揃えているようで可愛い子が多かった。口の利き方も今どきの日本人ではかなり上等なレベルで感心した。揃えるの大変だろう。客溜まり側の案内と受付は初老のオッサン行員で、あれは防犯と退職勧奨を兼ねているのだろうか? 定年後再雇用かもしれんな。世知辛いのう(笑)。

昭和一桁世代の父は牛込区新小川町で生まれている。どこの牧場だよ? と思い、調べると、な~んだ、文字通りの川っぺりで、前世紀末までしょっちゅう水溢れてたところじゃん(笑)。その頃務めていた会社は川を挟んだちょっと高台にあって、台風明けかな? 水が溢れて橋が渡れないから会社に行けんですわと電話した記憶が残っている。電停の入り口やビルヂングの入り口は皆、防水板完備して人足が動員されて土嚢積むんだよな。今は川の下に川ができて溢れることもなくなったようだが、なんとなく湿っぽいのは相変わらず。ちょっと上流には川沿いにいくつか鰻の老舗が並んでいて、なかなかオツなのです。

Visa Contactlessで、すき家(笑)

優待券の消化は若干効率の良い“はま寿司”に移行して、このところすっかりご無沙汰のすき家。現状、コンタクトレスマークが付いているカードは3枚。1枚あたり2000円が50%還元の上限だが、月に12000円すき家は辛いな。1回2000円で6回となると、特うな牛でアサリ汁おしんこセットに唐揚げ付けてビールでいくかな? 中瓶2本はもう飲めないし、酒はビールしか無いんだよな。6回行くならsukipassも買うだろうが、mobile order paymentだとコンタクトレス決済にはならないのは面倒なところ。

結局、店内3回、持ち帰り1回の4回利用で10月を終えた。d払い3店舗で5割還元も兼ねたので、Visa CLは3回分。還元額で3000円強にしかならなかった。若くないとこういうのはもう無理と悟った次第。持ち帰りはいつの間にか専用のタッチパネル・オーダーになっていて、ソレでヤれとな。ほいさ。決済は今まで通りの半自動レジで、適当なポイントを読んでもらい、決済方法を告げると毎度あり~と店員は消える。カードをリーダーにかざすとワンテンポ遅れてレシートが出てお終い。行きつ戻りつ悩んでもオーダーで20秒、会計はもっとスムーズでせいぜい10秒といったところだが、牛皿のオーダーができない~! と、呆れ果てた店員に口頭で注文を受けさせたジジイに1回、発券後に自分が欲しいものと中身が違うから変えろとレジでゴネて、再注文してくれという店員を引っ張り出してタッチパネルを操作させているジジイに1回遭遇。後者のときはちょうど昼時が始まって、長蛇の列ができちゃっていて笑ったわ。ジジイは存在そのものが不快な害悪なんだから、世間様の迷惑にならんようにせんといかんわな。ヘイコラ・ヘイコラ。

マイナポはd払い買い物タイプに決定、申込み。9月中に初回を使って7500ポインチョ確保。ついでに来年開始の保険証機能も申込み。マイナAPIは常用するFirefoxにも対応してくれてありがとう。やるじゃん、中の人。財務が苦しい楽天payやPaypayが絶賛縮減中で還元サービスは悪化の一途を辿るが、さすがのdocomoは全方位に販促で驀進だな(笑)。遠慮せずにdocomoは抱えてる養分からもっと徹底的に吸い上げて、docomoには直接1円も払っていない老害オレ様に最大限の還元をするようにな。9月は2店舗で30%還元だったが、10月は3店舗で50%かよ? 11月も乞うご期待ってあるけど、どうなるのだろうね(笑)。でも、使えば使うほど等比級数的にお得になるように、還元の上限をもっと上げてくれないと販促にならんよ? 使えるところがツマンナイから上限が来るとピタリと止まる。

肉パイ

明太子と天麩羅@九州

ふくや、やまや、かねふく? あたりが御三家なのか? 余所の土地のことはよくわからん。このところはやまやの非冷凍、「出来たて明太子」と「あっぱれ」を贔屓にしてる。商品券を消化するため、重い腰を上げはるばる隣町に出掛けた際に、そのやまやが経営している博多風外食天麩羅店「やまみ」へ。最近拡張されたJREの駅ビル内。14時過ぎで概ねガラガラ。入り口で消毒液を使うことを求められるが検温はなし。カウンター席のみ。奥にテーブルもあるのかな? 意味があるとは思えない気休めの衝立仕切りはなし。黒っぽい内装に高輝度LEDで白っぽいカウンターが浮き上がるというありがちな演出。コントラストがきつくて年寄りには眩しいわ。店員は紺色装束。調理人は流石に白衣だった。

あまり腹が減っていなかったが、まずは生ビール。小柱のかき揚げに心惹かれ、定番と思われる海の幸定食をオーダー。最近流行りのおしゃれグラスの生ビールは高価で割に合わんので2杯目はハイボールにスイッチ。290円(だったかな?)だけど半分氷じゃ。飯と椀は後にするか訊かれるのでそうお願いする。最初に大根おろし入りの温かい天つゆ。量多め、色は薄いが塩味きつめ。出汁の風味は感じない。抹茶塩と塩はあったが、何故か生姜はどこにも無い(天つゆに入っていたのかね?)。5分ほどで皿に置いた網の上にカボチャ、ピーマン、ナスの野菜天。ナスが斜め削ぎ切りでちょっと珍しい。小柱と茄子、玉葱、人参? のかき揚げはかき揚げ器で揚げた円筒状で嵩は張る。本来、かき揚げとは小柱、芝海老、三つ葉をまとめて揚げた春の風物詩だが、今はまぁ、まず、食えなくなってしまったものの一つ。どれも大振りで期待が高まるが、2回目配膳はキス、イカ、最後にエビ。こちらは値段なりで特筆すべきものはなし。安ッすいキスは臭い(小さ過ぎて皮目のぬめりをきちんと落とせない)ことが多いのだが、それはなかった。油はキャノーラ系の軽めのもの。衣は薄めで上品さは感ずる。

切れ子と高菜(辛くない辛子高菜?)の漬物が食べ放題。普通の量産品で味は濃い目。どちらも辛くはない。飯はお代わり放題。大きめの茶碗飯はそれなりの量でユカリの振り掛けもあったな。残念ながら2.5mほど離れた席で見苦しいでぶカップルが声高にべちゃくちゃ喋りながら飯のお代わりを際限なく繰り返していて、純粋に不快だったのでハイボール2杯で席を立つ。次は豪華定食にお好みでいくつか揚げて貰おう。揚げたてに救われてるが、味や設えは上手に簡略化、コストダウンされた大衆向け。駅ビルだからJREポインチョが付くけど、価格にテナント家賃が2、300円上乗せされた感じ。交通系電子マネーとカードはもちろんOK。

詳しいことは知らないが、九州福岡の天麩羅というのは最近意外に目につく。「てんや」のロイヤル、3倍盛りまで同一価格の饂飩蕎麦に揚げたて天麩羅の「ウエスト」、弁当屋だが「ほっともっと」のプレナスも天丼弁当を扱っている。総じて割安で大衆向けだが独自仕様が強く、標準的なキャッシュレスに対応が嫌々なのが使いにくいところ。

出ずっぱり

4月中から盆明けまでコロナ様々で4ヶ月も遊んじまったわけだが、8月後半から怒涛の発注攻勢で、高値を探る展開で入札してるのにまた首が回らん。発注側もサボリ過ぎで自転車操業なのか仕様が杜撰すぎで失笑レベル。片道50km程度の糞田舎案件に疲弊するのは毎度のことだが、今回は行きも帰りも高速が渋滞しやがるルートでマジしんどいわ。右足のスネが攣るじゃないか。外注先も1年分の仕事を半年でこなさなきゃならんからヒーヒー言ってるが、公務員様から土曜にしてくれと言われたのは初めてだわ(笑)。学校も休み過ぎで崩壊してるな。

刺し身

刺し身

スーパーにはあまり出回らない北海道産天然黒鮪の赤身とすっかりイカの値段じゃなくなっている、スルメでイカ刺し。赤身はねっとり濃厚、幽かな酸味、水っぽさのない良い鮪であった。赤身は売られているサクを見ても、質の判断が難しく食ってみないとわからんのが難しいところ。

甘鯛刺し身

珍しく(というか初めて見たわ)甘鯛が置いてあったので迷ったが買ってしまった。青森産の黄甘鯛と思われる。鯛の仲間は鱗が強く落とすのに一苦労な上、骨格が骨太で大きさの割に食うとこないんだよな。3枚に下ろして半身を湯引き、残りは昆布締め。オマケの白魚は酢で軽く締めて生姜で食った。

白魚刺し身

鰯と茄子と天麩羅

入梅鰯が安かったので刺身で食った残りを梅紫蘇巻で。三枚に下ろした鰯フィレ(皮付き、多少の小骨はOK)に軽く塩を振り、出た水分を拭き取る。青紫蘇の葉、梅干しからこそいだ果肉を載せてクルッと巻いて楊枝で刺す。

鰯+梅

茄子はヘタごと半割り、縦方向に5、6mm間隔で切れ目を入れる。冷やした薄力粉に冷やした卵を割り入れ、氷水を加え衣とする。菜種油に30%ほど胡麻油を加え、170℃位で揚げる。青魚は焦げやすいのでタイミングが難しいが、火が通り過ぎるとボソボソになるので長居は無用。

茄子天麩羅

久々マクドー

5年ぶりくらいか(笑)。携帯端末から注文ができるようになって1年ほどか? 楽ポもdポも使えないので使う機会がなかったが、Paypayで10%還元のセール中だったので使ってみた。最寄りへの直通電車が1時間に1本しかない辺境の大地では夕方にならないと鮨屋が開かない。仕方なく鰻で散財しすぎというか贅沢ランチが続くと舌はチープな味わいを求めてしまうのはPoor老害の宿命であろう。40分ほど時間があったので、日高屋で瓶ビールと餃子、鰯フライで喉の乾きを癒す。携帯端末で仕事関係の糞メールを処理し、マクドを開く。クーポンが利く芋大、ハミチ(だったか? 知らねえよ)、グラン大蒜胡椒で980円なり。Paypayで決済して「もう作ってもええで」を送信。ついでにJREポインチョの緑券交換も済ませて、モバスイで発券取得。日高屋はGoToEatの電子クーポンで決済し、徒歩30秒のマクドへ。うへぇ。直接注文は学校帰りのガキンチョで20人ほどの騒がしく密々な列ができていたが、MOの液晶画面にはオレの注文番号が既に表示され、ちょうど中の姐ちゃんが「M92」のお客様ぁ~と、オレの注文番号を呼んだのでMOカウンターで即受け取り、即退散。

マクドでは扱っていない缶ビールを改札脇のFamimaで求め、dポイント+d払いで10月の50%還元を達成して、モバスイで改札をくぐる。電車到着3分前。学生の帰宅時間のせいか、糞ど田舎の駅もホームにガキンチョがいっぱいで乗車口には列ができているが、案ずることはない。5号車の1階席はオレ一人(降車駅で4人に増えてた)。天井の発光ダイオードを緑にして、リクライニングを倒し、テーブルを引き出して缶ビールを開栓。途中停車駅のホームで右往左往する足を眺めつつ、グラン・バーガーと芋を食い始めるも、乗ってる時間は45分ほど。腹が朽ちて食いきれん。相変わらずバンの焼きも甘いからフニャ潰れ。完食は諦めて袋に戻して持ち帰り。降車駅で振り返ると2階席はほぼ満席。高いところが好きな人は多いものだという説には納得できるものがあるな。

肉団子

黒慈姑(くろくわい:馬蹄:Water Chestnuts)を使った肉団子は国内の市販や外食では滅多に食えないので、自分で作るしかない。昔はそれなりの中華料理店だとそれなりに使っていたように思う。どこの店かは覚えてないが、ソコで覚えたんだから紛れもない事実。国産の縁起物:青慈姑に比べると決して高いものではないが、熱が入っても変わらないシャリシャリ感は玉葱や蓮根では再現できないでしょ?

肉は豚の挽肉。玉葱みじん切り、慈姑みじん切り、老酒、胡麻油、岩塩、白胡椒で練る。個人的にはナツメグ、茴香を加える。馴染んだら生卵を加え、練る。更に片栗粉を加えながら練る。片栗粉を加えると少し硬くなるので、老酒を加え、弛すぎだろ? という程度にまとめる。水分が多いほうが出来上がりの肉団子が柔らかい。

手に胡麻油を塗って、ヌチュヌチュ感を満喫したら、種を親指と人差し指で作った輪(直径4~5cm)からプニュっと捻り出し、170°くらいの菜種・胡麻油混合で揚げる。団子が浮けば揚がっている。その間に、黒酢、砂糖、醤油、塩、オイスターソースで甘酢餡掛けを作る。片栗粉を加えとろみ付け。刻んだ胡瓜を皿に並べておく。片栗粉を入れてから1分ほどしたら、揚がった団子を甘酢餡掛けのフライパンに投入し、餡を絡める。トッピング用の葱(白髪葱があれば尚可)も用意しておこう。

肉団子

惣菜や冷凍加工品がいくらでも簡単に手に入るのに、阿呆の極みだとは思う。カッペ貧老の性というか業だな。「手作り」に価値を見出したことは原則的に唯の一度もないけど、好みの肉団子は中華の料理人に特注オーダーでもするか、自分で作るしかないのよ。それが今の現実。


2020/11/07 作成__2020/11/07 最終更新