Still alive

驚異的な早さで雨季が終わる。夏至からたいして日が経たないうちに夏が来たもんだから、降り注ぐ陽光が凶悪だ。6月末、ようやく一段落で、二月ぶりに仕事のことを考えずに済む休日が取れそうだ。

雨季の終わり

個人番号カードを取得。申し込んで1ヶ月ちょいで引き取りに来いとお知らせが来た。通称マイナンバーカードと言われるが、英語だと当然「Individual Number Card」になるわけで、いい加減変な和製英語は止めればいいのに。カードを拝見=Show me your "my number card" かよ? ダブル・クォテイションがないと誤解を生まないか? 小学生から英語を学んでる日本人なんだから間違えようはないか(笑)。カードはピンク基調の呆けたデザインでハッキリ言ってダサい。見るまでもなく 即時却下でデザイナー代えろと担当をどやしつけるレベル。住基カードの方がまだマシだった。取得コストは住基カードが電子証明書付きで1000円かかったのが、今回は無料と扱いは良くなっている。取り敢えずは法務局で印鑑証明を取る申請に必要な電子署名が自宅でできる程度だが、いずれ生きていくには命の次に必要なモノになるだろう。遺伝子情報と紐付けした個人認証装置として体内埋込み型にしてくれれば、もっと捗ると思うが。

個人番号カードが手元にあれば、PaSoRiを使って「マイナポータル」というWebに接続できる。自分のどんな情報がどこから照会されたかを確認できるわけだが、今のところどこも見に来てないな。マイナポータルはEdge、ie、chromeのみの対応でfirefoxは弾かれている。ICカードリーダーを制御するJavaの専用APをインストールすることが必須であるが、Javaはライセンス買わないともうメンテしないから、ザマァってオラクル言ってなかったっけ?(笑) どうすんだ? 諦めて各OS向けの専用アプリ作るしかないんじゃないの?

暴走睡蓮

暴走睡蓮。掃除をせねばと思いつつ5年くらい経っちゃったかな? 池の中に沈められた鉢に植えた睡蓮の根が池の底に脱走し、過栄養の沈殿物に根を張った結果、水面を埋め尽くす勢いで暴走中。蓮じゃあるまいし、葉が水面から突き出している。そのうち池の外に出ちゃったらどうなるのだろう? 大昔、台風の大雨の中、出掛けたまま帰って来なかった鰻を思い出す。

暴走睡蓮

Breakfast in the country

牡蠣オイル漬け

要はかっぺの朝飯。前菜というか突き出しは牡蠣のオリーブ油漬け。水を切って塩胡椒した牡蠣をオーブンで焼いて、大蒜、唐辛子、ハーブ類と一緒にオリーブ油に一週間ほど漬け込んだもの。元の牡蠣は冷凍モノでも全く差し支えないので年間を通して常備することができる。

bf-pasta

パスタは簡便なオイル・パスタ。セルリはDole謹製。国産より青く、筋っぽく、固く、香りが強く、歯応えがあって、葉は切り落とされて殆ど無いが価格が一本じゃなくて一株100円なので良いこと尽くめ。

bf-pasta2

作り置きが利くラグーも重宝する。フライパンでバター、ラグーソース、茹でたパスタを和えるだけ。チーズを下ろすのは意外に面倒なので、まぁ、刻んで代用する。

bf-pasta3

サラダは血液検査の数字を改善するために手っ取り早い鯖の水煮缶詰。まぁ、適当にアンサンブルして、おいしい岩塩と黒胡椒をゴリゴリ挽いて、白葡萄酒酢かシェリィ酢で軽く和え、決め手は最後にかけ回すオリーブ油の質かな。胡瓜の代わりに玉葱、香菜とナンプラーか黒香醋の組み合わせもイケる。鯖が無ければ鰯、紅鮭や樺太マスでもいいか。

bf-salad

中華DDC

DAC=Digital Analog Converterは巷に溢れているが、DDC=Digital Digital Converterとは珍しい。音声ディジタル信号の伝達手段は現在のところ光、Coaxial、USBあたりが主流になるが、ジッターを制御できないが故に音が悪いUSB出力のデータを時間軸で整えてOptical/Coaxialに変換するという装置。384kHz/32bitまでの入力に対応している。2台買ってそれぞれディジタル・アンプの直前に噛ますと、あれま、びっくり! 音の輪郭が見違えるほど際立つ。濁りが取れるというかS/N比が一桁上がったような清冽さ。まぁ、プアはプアなりに音質に拘っちゃうコト自体がすでに時代遅れなんだろうけど。ちなみに、このGustard U12というDDC、前面には入力周波数を示す窓が一つだけ。電源ON/OFFを含め操作部分が一切ないという恐ろしく割り切った中華DDC。ちなみにDDCの左隣がsmslの中華ディジタル・アンプでDDCから光で繋ぎ、パソコンの音声出力に使用。

中華DDC

Amazonは支払いにAmazonの専用カードを使っている関係で、自動的にプライム会員になってしまい、色々特典があるみたいだが、とてもじゃないが試しているヒマがないわ。唯一、ポイントくれるって言うから期限1分前にPrimeMusicというのを寝ながら聽いてみたが、選択肢はまぁまぁだろうが、mp3なのか? 聞こえるはずの音が埋没していたり、定位が曖昧だったりと音質が今一つなのが残念なところ。16bit/44.1kHzの化石CDの音質に負けている。携帯端末+イヤホンというデバイスに起因する問題もあろうかとは思うが、これじゃぁない感でいっぱい。プアな再生機器の狭いレンジに合わせて中音域に音を集めんがためにコンプレッサ掛けまくった前に出てくるだけの音圧命!的な音源が多いのはこのせいもあるのか? 金儲けは大切なことだから許容はするが(笑)、そういう音楽は元から殆ど聴かないから問題はない。動画もいろいろあるんだろうがとにかく見てる暇が無い。最大のメリットはAmazonの倉庫に置かれた品は配送無料になることか。配送が原則翌日と速くなるのもプライム会員のメリットらしいが、これはセワシナイというか、通販なんだから忘れた頃にゆっくり配達してくれれば良いのだが。

国内サイトのハイレゾのネット買いはデータのみにしてはちっとも安くない上に、いつ誰がどこでどんな環境で如何にリマスターしたのか基礎的な情報がさっぱりわからんので、最近はもっぱらBlueray-Audioに進んでいる。概ね96kHz or 192kHz/24bit程度で、ハイレゾ・ネット買いに散見される192kHz/24bitやDSDに比べると同等以下だが、価格はCD並か場合によってはCDより安価。モノによってはサイトから192kHz/24bit/FLACのダウンロード権付きで、リップしなくても携帯端末で聞けるわけで、おまけもタクサン付いていたり、携帯端末のリップ用?にCDまで付いていたりで何をか言わんや。単体のBD-playerからCoaxial/光(画像が欲しけりゃHDMI)で出力したものをアンプに入れてやると、あら不思議、CDでは聞こえない音が聞こえてくる。こんなに音がいいなら、もう少しスピーカーも奢ってやろうか? オカルトに嵌らぬ程度に。

Lunch in the country

過疎田舎っぺぇのせいかまともな店もないし、高くても内容がちゃんちゃら伴わないし、何よりも料理としての基礎的なセンスやサービスが欠如した飲食店ばかりで、1ヶ月で外食は飽きた。しょうもないボンクラ素材に粗悪な調味料と添加物で旨味と雑味を異様に効かせた濃甘の味付けで横並び一直線。「コク」というらしいな。レトルト・パウチや加工食品と見紛うばかりの味わい。うかつに個人店に嵌ったりするとチェーンより酷い有様なんて今はザラ。料理に最も縁遠いはずの高齢かっぺジジイが自分で作る飯の方がおいしいって思ってしまうなんて、世も末だわ。この先、好きなものをいつまで食えるのか? と思うと貴重な食事回数を無駄に消費したくないという気持ちもある。

昼飯1

食パンはイオンのグリーンアイかカンテボレの6枚切りをネスパで。8枚と10枚切りは消滅した模様。まぁまぁ食える個人のパン屋もあるが現金しか使えないから面倒。あとは車で三井系の買い物ビルに入ってるメゾン・カイザーかよ? ハムやチーズを手を汚さずに食べる台でしかないパンなんぞ、薄くて、麦類とイースト以外の余計な味がない方がよいのに、最近のパンは甘ったるい味付けしてマーガリン臭いし、空気で膨らんでるばかりで全く理解に苦しむ。水分も多すぎでフニャフニャ。そのままじゃ使い物にならないからパッケージの封を開け半日ほど空気に晒す。冷蔵庫で乾燥させると2~3時間で済む。パンには5mm厚に削いだ大山無塩バターをたっぷりと置き、ハムで覆う、ベーコンは5~8mm程度に削いで、ゴーダとマリボーの混合チーズやゴルゴンゾーラをたっぷりと載せて焦げ目が付く程度にしっかりトースト。そういうモノ食ってるから病気になるんだという指摘は深く理解してるよん~と、焼き上がったらダブル・ホップ・モンスターを開栓。立ち上る香りは圧倒的。ホップの強い苦味と7.2%の程よいアルコール、独特な濃い味わいのIPA(India Pale Ale)。

昼飯2

ギネスはスタウトの定番、バス・ペイル・エイルはパブのカウンターであんちゃんにビターくれっちゅうと問答無用で出てくる軽めのエイルだ。オーストラリアのVBはビターと名乗るが、ラガー。本来ビターはペイル・エイルのことで、イングランドでは明確に区別されているが、他の国ではいい加減。缶入の製品もあるが、残念ながら同じ銘柄でも味は瓶に敵わない。

エイル

外で飲むビールは原則ラガーになってしまうので、家で飲むビールは原則エイルにしている。まぁ、昔からエイルのほうが好きなんだ。残念ながら日本のビール文化の中では継子扱いというか相手にすらされておらず、種類もないし、とにかく高い。マイナー・メーカーや地ビールの製品が時折市場に出るが、いつもあるわけでないし、さっぱり爽やかを追求せざるを得ないから味わいが「?」だったり、こちらも高価すぎて常備には適切ではない。大手製で過疎集落の場末でも流通してるものとなると実質サントリー製しかなくて、まぁ、エールと名乗りつつも、軽くてスッキリ爽やかラガーの呪縛からは逃れられない不幸の連鎖は連綿と継続中。そういえばドコかの黒ビールもスタウトだったのがいつの間にか色が黒いだけのラガーにすり替わっているし。あ、日本ではラガーにスタウトって名前付けてもいいのか(笑)、納得。スーパードライや一番搾りが売れ筋No.1ていうならそうなんだろう。そこには何も期待するものはない。


2018/07/01 作成__2018/07/01 最終更新