懺悔その一

すまんね:Daily Yamazaki

ああ、忘れてた。昭和の時代から白米代わりの“日本のパン”を生産・普及させてきたものの、肝心のパンや菓子はお世辞にも褒められたものじゃなく、大手チェーンからは数歩出遅れ感が否めない中堅コンヴィニとして、哀愁と親密さを誘うB級感が漂う独自性の追求を怠らないあたりはそれなりに評価している。戒律が緩いのか、フランチャイズの信仰が杜撰なのか店舗によって微妙な独自性や兼業? があるのもいいよな。

DYおにぎり

かつてのサンクスの「爆弾オムスビ」には負けるが、DYの「サンドおむすび」もおもしろい。カツ綴じ、白身魚フライ、鶏南蛮、メンチと食ってみたが腹膨れるし悪くはない。量を考えれば割安だし、味付けも大手に比べそれ程クドくないように思う。世間標準の食い物が“旨味甘味増量の加工食品の味”化と売れ線一筋の似たり寄ったり化していることを考えればもはや奇特な部類だろう。

DYおにぎりサンド

普通のおにぎりも独自の展開。定番以外の品揃えが奇異でおもしろい。業ス~おにぎりならば価格は半額だけど、種類がせいぜい8種ほどなのと使用されているコメがさすがに許容範囲を下回るグレイドなのが残念。非グルメのBottom土人としては高価な国産品には目もくれず、どうせ貧乏舌だから味もわからないし~と、かつては業務スーパーによく通っていたのだが、調子に乗って得体の知れぬ中華食品やら冷凍肉を買うとひたすら重いし、現金しか使えないのが面倒で足がすっかり遠のいていた。ところがひょんなことから、最最寄りの業ス~でのみカード可で尚且つ問答無用の全品5%引きになるカードが存在しており、スットコドッコイ、早速入手。最寄り店のみ某商業施設内の店舗で、その商業施設のハウスカードにのみ対応せざるを得なかったということか?

業ス~おにぎり

Webから申し込むと、なんと!紙の申込書が送られてくるというアプレ・ゲール。その申込書に直筆フリーハンドで記入し(もう字が書けない(笑))テレテレ郵便で送ると悠長に1週間ほどして在確の電話。久留米訛りの明るいキャピキャピお姉ちゃんと雑談。更に2週間ほど。漸くカードと一緒に取り敢えず館内どこでも1000円引き券が同封されて来て、スマホアプリで500円、アプリにカード登録で500円追加。アプリにカード登録でカードレス、レジでスマホ決済が出来るのが売り。業ス~の実態は河内屋という酒屋なので、ジンやラムは大手スーパーより1割以上安いなぁ、と再認識した次第。それが更に5%引き(月に数日は10%引き)というのはけっこうでかい。酒税に消費税がかかってしまう税金二重取りの酒類はイオンの優待以外は基本どこも割引対象外なんだよね。

ごめんよ:7/11

おにぎりもサンドウィッチも最近微妙にサイズアップして業界標準サイズに戻っているように感ずるのはオレの錯覚? 経営者代わったからかね? 100円(高いものは150円)セールのときにパッケージが変わったおにぎり類を全種買ってみたが、重量は他に遜色なし。工場の配送範囲で差が出るのかな? 近在の店は海っぺりの食品工場産であります。

7エビマヨおにぎり

イトヨ・ネスパは8の日のカード割引が無くなったので滅多に利用することは無いのだが、老人用の惣菜弁当類を500円以上なら無料で届けてくれるのは非常に重宝している。宅配弁当類はいろいろ試してみたものの、どこも健康志向でフニャネチャばかりで薄ら不味くて長続きしないんだが、ココのは加工食品の味に味覚を蹂躙された「普通人向け」が充実しており尚良し(笑)。

7イクラおにぎり

すまんね「小諸そば」大門のちょっと先

大門の駅上にもあるが、一歩入ったこちらは日曜も営業中。前回の秋葉原が余りにも納得いかなかったので3軒並んでる如何にもな“つけ麺屋”を華麗にスルーしてまた小諸。今回は2枚モリにかき揚げ付けた。230+60+120円だったかな? 現金払いだから値段の記録が残らない。カウンターと立ち席が半々。昼時だが日曜だからガラガラ。食券を渡し、椅子に座ってしばし待つと声が掛かる。トレイにはこんもりと盛り上がったモリ、つゆの入った徳利、猪口、大根おろしと生姜を添えたかき揚げ、かき揚げ用の天つゆ。一目見て蕎麦旨そう(=エッジが立っている)。実際手繰ると、きっちり冷えていることもあって腰がある。同じ茹で立てでも秋葉原とは随分違うな(笑)。そばつゆも濃度が適切なのだろうか? アキバよりずっと香り立つし、塩辛くない。かき揚げは残念ながら揚げ置きで、バリバリの酷い出来。ガチガチのゴリゴリで崩すのに苦労したわ。ベーキングパウダーやら重曹やら添加物入れまくりかね? 蕎麦湯は茹で汁かな? 拘り過ぎた蕎麦はツマラナイからコレはこれでいいかも。

ごめんよ「小諸そば」高島屋の裏

日本橋近傍の某機関に出向くときに、銀座線の日本橋駅から高島屋の脇を抜けていくわけだが、けっこう好みな吉野鮨の手前にある「小諸そば」。中途半端な時間帯だから座れないことはないが、いつもけっこう賑わっている。毎度お馴染み290円の二枚盛りだが、さすがに唸った。観光地アキバとは雲泥の差。芝とも一皮剥けた出来具合。エッジが立ってるし腰もある。心なしか蕎麦の香りもするぞ(笑)。同じチェーンとは思えないわ。どこも同じはずのつゆの鰹出汁や返しまで際立って感じられるのはなぜか? オバちゃんが絶妙なタイミングで一人用の湯桶でホットな蕎麦湯を配膳してくれるし、すべてがキビキビしてて江戸前だわ(笑)。「もり」食ってるのが完全に少数派になった等々、蕎麦屋も昔に比べれば随分と様変わりしたものだが、ココは作る方も食う方も歴史の集積の上に成り立っている法則みたいなものが感じられないこともない。冷たい蕎麦で腹が膨れたら、残ったつゆ(最初から量が多目)を猪口に注ぎ、熱い蕎麦湯で割る。ネリワサをちょっと溶くのもよいか。喉をすっと通り過ぎ、胃がほんわり温まったら席を立つ。

書いてたら蕎麦焼酎の蕎麦湯割りが飲みたくなってきたわ。まぁ、御三家はともかく、京金、ほそ川辺りの切れ味を追求するタイプも好きなんだが、普通の街蕎麦に居座って昼過ぎからダラダラ飲み食いするのも嫌いじゃない。摘みは焼き海苔に板わさに天ぬきみたいな痩せ我慢じゃあなくて、蕎麦味噌に田楽、天麩羅盛合せに鴨焼きにカツ煮~~を冷か熱燗か焼酎でグイグイやって最後に「もり」二枚だな。


2017/03/26 作成__2017/05/13 最終更新