思ひ出の夏

ゆうパックを発送しに中途半端な距離にある隣村のLawsonへ。集落中心の廃墟にある郵便局のほうが近いが、荷物重いし暑いしで、車だから距離はどうでもよい。Lawson持ち込みだとカード決済できるし、待たされないし、良いこと尽くめ。もっとも、自家製ハンバーガーとカツサンドを期待して行ったのに、箱はカラ。スッカラカン。思いっ切り在庫調整中だわ。どうやら世間は盆休みのようで、どこもガラガラ。道もガラガラ。行くところも帰るところもドコにもない人間にとっては、遠出の支度をして仲良く歩いてるカップルが羨ましいわ。

昨今はAEONも旗艦店や大きな店は華やかすぎて、分不相応+身分違いとしか思えず、ショボいマンソンの1階に入っている酒と食品の店:アコレを愛用している。アコレなのに、何故か自称セレブ様たちがお住いになるために町名変更までした高級住宅街にあるんだな(笑)。13:00チョイ過ぎだというに、店員2、客オレのみ。5台分の駐車場は全空(笑)。需要がないのか1台分を潰して駐輪場にしてるわ(もういっちょ笑)。頼むから撤退しないでね。買うのは30%引きの売れ残りサンドウィッチとか、400gで47円の木綿豆腐とか、17円の20%引きモヤシとか(笑)。盆休み中は空いてそうだから、混むから行かなくなったZensho系スーパーと業スーにでも行ってみるか? 一瞬思うが多分行かない。

■泉州水茄子

2個で268円もした記憶があるが、つい、手が出る。冷やして切れ目を入れて、手で割ってそのままムシャムシャ食う。鰹節を振ったり、正金醤油の二年仕込み:「純」ちょびっとで。ビール風飲料はイトヨのベルモルト・ホワイトが、所謂ラガーとはまったく異なる味わいで気に入っている。

水茄子2015

所謂ある種のモバイル的展開と実践

外部から自宅のメイルサーバ:imapdへの接続ができると便利かも……ということでボケ防止を兼ねて試行錯誤。もちろん、ルータに穴がもう一つ増えるわけで、固定IPじゃないけどssl化は必須だろう。まぁ、VPNで接続っていう手もあって、ルータには中継機能が実装されているので迷うところだが、sshが使えれば大抵の用事は済むし、kernelを弄る必要があるのかどうか見極めがつかなくて、ちょっと手強そうなので取り敢えずimapdのssl化を先行試行。最初にOpenSSLを最新にupdate。現行ファイルが上書きされるようインスコ位置だけ注意して、.configure>make>make install。さすがに極めて良くできているので警告一つなくビルド完了+インストール。

imapdは選択肢が増えているが設定ファイルを直すのがタルいんでリファレンスのUW。最新ソースはUW(ワシントン大学:アメリカかね?)のftpサイトから落としてくる。2007fというのが最新の模様。展開して付属文書を眺め、うちのサーバはPAM認証だから、PAM付きでビルドすれば良い模様。.configureスクリプトは無いので、自分でMakefileを直さにゃあかん。頭のMakefileだけじゃopensslがねえよ! ってエラーが出て止まるので、srcの下のosdepのMakefileも弄る必要があった。Kerberos5(暗号認証)も使いたかったんだが、アレがないコレがないと煩いし、理解するにはもう歳を取り過ぎているから今回は諦め。そのうち何とかできたら、何とかしよう。

コンパイル終了したら手動でインストールというかコピー。一緒にできるコマンド・ツールもコピー。ファイルの権限を適切に調整し、inetd.confとservicesを眺めて必要なら追加修正。で、Winから雷鳥で接続。アカウントのサーバ設定はsslでパス認証。で、読みに行ったまま、待てど暮らせど繋がらない。しょうがないので再度文書を眺め、SSL-Build(http://www.washington.edu/imap/documentation/SSLBUILD.html)の文書をWebで確認。cm-md5.pwdにユーザ名とパスワードがあることを確認。pam.d/imapが嘘臭いので確実に動くことがわかっているsshdのモノをそのままコピー。証明書の作り方も書いてあったので、opensslコマンドを叩いて10年有効のオレオレ認証局のサーバ証明書を作成。でもって再接続で、ようやくOKの模様。ついでに送信もプロバイダ推奨のssl化にしておいた。

サーバ証明書はsslの証明書の保管ディレクトリで、

openssl req -new -x509 -nodes -out imapd.pem -keyout imapd.pem -days 3650

を叩く。

10年後も忘れないようにココに書いておこう。opensslがその時あるかどうかわからんが。

んで、imap on sslが通るようにルータのポート開放して、TabletのOutlook-2013で外部接続用のアカウントを作成し、サーバ名はDDNSで貰っているホスト名を設定、TabletをLTE接続。最初に証明書のやり取りがあって認証すると、おおお、簡単に繋がった。携帯のほうはもっと簡単で、自分のimapdを選択して証明書を信用するにチェックを入れると、後はポートの設定だけでアレマあっさりと接続完了。

パンチェッタ断面

■パンチェッタでパスタ

ポルケッタの残りがパンチェッタに仕上がったので適当にオイル・パスタ。保存は超絶脱水効果の昭和電工製ピチットシートで。大蒜、唐辛子は中国産。豆は自家産。トリュフはイタリア産。麺はオイル系には最適なテフロン・ダイス加工、ディヴェッラのスパゲッティーニを完璧なアルデンテと塩加減で食う。

オイルパスタ

プロバイダからメイルを落としてくるのはFetchmailを使っているのだが、せっかくだからこっちもssl化を図る。う~~ん、最新版は拡張子がtar.xzだよ。xzって何さ? 最近のtarならxzに対応しているらしいので、しょうがないからGNUからtar最新版を落とす。buildして差し替えてもダメじゃん。どうやらxzコマンドが必要な模様。今度はxzコマンドが入ったパッケージを探してきてビルド・インストール。Winの7-zipでも解凍できるようだが、ようやくサーバ機でもxz対応完了。でFetchmailをssl付きでビルドしたんだが、「プロバイダ側で証明書がリハッシュされてないからsslできないよ~、悪いのはオレじゃないから~~」(笑)だとさ。まぁ、メールは落とせるから実害はないんだが、意味無いじゃん(笑)。

業務上、マクロが組み込まれたOfficeのファイルなんぞを嫌々読み込まざるを得ないことがあって、これがLibreだと反応しなかったり、レイアウトが崩れたりと困ることが多い。ウチのOfficeは97だし、97は64bitOSにはインスコできなくてLibreを使っているわけだが、いい加減クソメンドクサイのでOffice買おうかと思ったんだが、目の玉飛び出るほど高いのね(笑)。いろいろ考えて、Office-2013が付帯しているWintabを買った。だってハード付きのほうが安いんだもの(笑)。コレがなかなか優れもの。Wintabの仕様には記載がなかったのだが、自前Wi-fiは11acの300Mbpsで接続していて、爆速じゃないか? CPUの処理速度がボトルネックになってるな、こりゃ。調子に乗って新規で契約した¥750/月のモバイルLTE回線は、外で測ってみると こりゃぁ酷いというか貧弱というか、50Mbpsも出てないわ。こんなものなの? 冗談抜きで。コレが今をときめく“みんなでスマホるネット社会”なんすか? データ通信の容量制限まであって、一時代前の従量課金時代を懐かしく思い出したわ。

クラウドに関してはスノーデン君がバラしちまったように、少なくともお上には筒抜けなわけだし、クラウド上に置いたファイルの著作権や所有権を考えると業務で利用するには二の足踏むのが現状で、特に無料の場合はサーバ管理者の倫理性に期待するほうがどうかしているだろう? GmailやOutlook.jpといった星条旗系メール・サービスも然り。netにはGmail賛歌が溢れかえっているが、ナウなヤングの隙だらけの無防備さと従順さには感心させられた。今や老舗のMSは前科持ちだからそれなりの一歩引いたスタンスみたいだが、Googleはイケイケドンドンで他人のメールの本文解析までしてるから、守るべきプライヴァシィなど露ほどにも存在しないド底辺高齢オッサンの私でも相応にキモチワルイ。よね? 得られたビッグデータの価値は、正に、タダより高いものはないを言葉通りに意味しているのだろう。あっぱれ、あっぱれ。

結局、いちばん信頼できるのは紙に鉛筆で書いて自分で歩いて届ける……、というところに帰結しちゃうのがなんと最早、草々。

■トリュフ抜きロッシーニ風焼肉

トリュフがない。ないといったらない。食材管理は記憶に頼っているが、そろそろexcelにしないとダメだな。450gの豪産ヒレ肉の頭部分とハンガリィ産のガチョウ肝、豪産玉葱とタイ産冷凍インゲンで焼肉。肉は室温に戻し塩胡椒、Exvオリーブ油で覆われるようヌラヌラする。30分ぐらい放置して、蓋付き鍋で150℃でIH加熱20分弱。夏はIHに限るな。いやマジで。肉の中心が50℃を超えたら、ガス強火30秒で各面に焼き目をつける。アルミホイルに包んで余熱放置20分。フォワグラは半解凍で塩胡椒を振って、小麦粉をまぶす。肉を焼いたフライパンで両面に焦げ目が付くまで加熱。バルサミコ、リー&ペリンズ、キルシュ酒を少量加えソース兼用、肉に盛り付ける。付け合せは肉を加熱中に作っておいてね。

ロッシーニ風

■鴨の腿肉揚げ

キュイス・ドゥ・カナールを買うてくる。フランス語だと格好良く思えるが、バルバリー種鴨の骨付き腿肉である。シャラン鴨のほうがおいしいが値段は2倍近くになるので手が出ない。胸に比べると価格は2/3程度で手頃。

5鴨腿

解凍したら開封し、塩胡椒、適当な乾燥ハーブを手で摺りこんでラップで密封し冷蔵1日くらい。翌々日、取り出した足を鍋に隙間なく敷き込み、ラード30%とオリーブ油70%をヒタヒタに注ぎ、IHで80℃定温加熱2時間弱。冷めたら油ごとジップロックに漬け込んで冷蔵。

コンフィ中

翌日以降、固まった油から必要分を掘り起こし、油と共に弱火で皮面からフライパン加熱。キツネ色に焼けたら反転して3分ほど。油をよく切って皿に盛る。

コンフィ

暑くて鮨屋に出掛けるのも億劫だが、今しか食えぬネタを思えばこそ。さすがに夕方、日が傾いてから。ぬっと顔を出すとガラガラ。店長は剥がしの下拵えに余念がない。自動的に生ビール。自動的にガリが載った下駄が目の前に置かれ、まずは喉を潤す。注文をするまでもなくヒラメ、キスの昆布締め、狙い通りの新子3枚付は口の中で蕩けた。締め加減も今夏一ですな。シマアジ、春子にカツオ、蒸し鮑詰め塗と来て、剥がしたばかりの剥がし二貫。「あれ? 本鮪じゃん?」と唸ると、「どう? オレまだ食ってないんだけど」と訊かれたので「うん。本鮪だけど…夏の鮪だね」と返す。店長ニヤニヤ・ニッコリ。奥に漁協or仲買のシールがさり気なく貼られてるのに気づく。今夏初の大間の釣物。初夏の境港や壱岐とは一味違う趣。しばし鮪談義を経て酒に変え、ホヤとか赤貝とか塩レモンで舞鶴の岩牡蠣とか。赤貝が久々に良かったので、締めは紐きゅうで。「塩胡椒してよく炙ってね」と、剥がしの筋を大量に串刺しにしたものを二本、オマケに貰う。

speedtest

docomo携帯電話の2年縛りがようやく解けたので即解約で乗り換え。4年使った機器は何の不具合もないがタダだったから、まぁ、しょうがないか。乗り換え先はDMMかIIJmioか迷ったが、Amazonで初期パックがベラボウに安かったIIJmioで妥結。手続きすべてがネットで完結するのは楽でいいわ。MNPで不通期間が23時~翌11時と極めて迅速な手続きで驚いた。ウチでは光回線に繋がっているWifiが自動的に優先になるから、最安コースの音声付き3GBでも余りまくってしまい、価格性能比がよいのか悪いのか、よくわからん。アンテナ・マークが屋外での4G/LTEの速度だが、上りのショボさにびっくり。今を煌めくネット時代ってこんなもんなの?(笑)。酷いインターネッツですね。

■カニクリコロ

税込み6個で350円位する業務用冷凍カニクリームコロッケで昼飯。1個80g強と、かなり大きめ。ガワが思ったより薄くて箸で掴んだら中身が出そうになったぞ(笑)。ソースはリー&ペリンズで決まり。で、カニはどこだ? 香料だけか? クリームは薄いというか、超サッパリ系。価格相応。マズくはないけどもう一度食いたいか? となるとどうかな? 衣は軽くてサクサクで、ま、いいんじゃないの?

カニクリコロ

■半割りザリガニのいんちきテルミドール

ザリガニは大型のものでカナダ東海岸産のもの。活きと冷凍があるが、いつも使う500gクラスで冷凍が1200円ほど。活きは倍くらい。ヨーロッパ産(オマール)は更にその倍以上。うちの生活レベルでは基本冷凍。茹で殺すの嫌だし。解凍後軽く水洗。たっぷりの湯を鍋に張り、沸騰したらロブスターを尻尾から落とし、5分ほど、色が赤く綺麗に変わる程度で引き揚げ。冷水で冷ましたら包丁でタテに真っ二つ。口の部分の砂袋と背ワタのみ毟り取って廃棄。身肉と味噌はすべて抉ってソースに加えて戻すのが本式だが、ウチのはテルミドール風だからそこまでしない。ハサミは割って身を取り出す。フライパンでミジン切りのエシャロット、マシュルーム、発酵バター、小麦粉を捏ね牛乳で伸ばし、塩胡椒で調味、ディジョン産ムータルドを加えソースを作る。半割りのザリガニに爪肉を加え、ソースをたっぷり塗る。その上に刻んだエメンタールかゴーダかマリボー。合わせでも良い。で、ようやく220℃10分オーブンへ放り込み、シャルドネを開けるわけだ。

テルミドール

夏の鰻

すき家の特うな丼もさすがに飽きてきたな。その割にはスタミナ? には無縁というかバテ気味。至近の店は店員の半分くらいが南アジア系(ネパールだって)になっちゃったが、イケメンだし非常に優秀(留学生だね)で笑える。吉野家がまたビール祭りしてるから、3年ぶりにあの成形鰻を食ってみるかな? 冷凍庫に残っていた最後の一尾は賄い鰻丼にしてあっさり消化。Season-offにして繋ぎの自家用として有頭腹開き4pと無頭背開き3.5pを計4kgほど発注、+肝串50本で半年持たす。もちろん日々貧困に喘ぐ無知で浅はかな底辺だから背に腹は代えられず、中国産アンギラ・ジャポニカ種の冷凍品を指名して探すんだが、箸にも棒にも掛からない“国産”を開いた口が塞がらない値段で売りつけようとするところばかりでウンザリ。まともな“国産”はまともな鰻屋に流れるもので、素人が手に入れられるものではないのだね。そのせいもあって、最近仕事の関係で上野界隈にいること多いので、つい、鰻行っちゃうんだよなぁ。ところで、鰻よりも鱧はまだかな?

賄い鰻丼

春ぐらいから仕事で遥々上京する機会が増えたせいか、どうも調子が狂う。梅雨の湿気が終わった途端に地獄の酷暑じゃ、マジ消耗しまくり。都会の人は大変だね、こりゃ。倒れたほうが楽なような気がする(笑)。日本でいちばん食いモノがマズいと酷評される都にて、丑の日の中間、某蓮池の畔で鰻。いつものように小料理屋で打合せしながら飲んで、徒歩8分をワン・メータのタクシーで移動して、帰り路の繁華街へ。それじゃ……解散じゃないのかよ? と笑いつつ、入ろうとした店が貸し切りで、じゃあ仕方あるめえと1階の鰻屋(観光向けじゃないほう)へ。夜の早い鰻屋にしては開いててよかった。尚且つ、昼より空いててよろしい。闇に沈んだ池を借景に、ビール。ウザク、白焼き、1.5尾の鰻重。お新香、肝吸い、小豆アイス付で。久々の大井川:共水鰻4.5pは焦げるか焦げないかの絶妙な焼き加減で、大変おいしゅうございました。それほど辛くはないけれど、薄くサラサラ、甘味が絶妙にコントロールされた上品なタレと、皮目の焼き魚感を残しながらも口の中で溶けていく鰻、固めに炊かれた飯のバランスはオレを心ゆくまで満足させてくれる。馳走であった。

■Fish & Chips

白身魚は冷凍の南氷洋産ホキ切り身。個あたり70g。衣は薄力粉と卵を冷えたビールで溶いて冷蔵庫で30分ほど置く。ホキは解凍後塩胡椒。滲み出た水分をよく拭き取って、薄力粉を叩く。準備ができたら180℃の油で揚げるだけ。マッシィ・ピーズ(Mushy peas)は自家製えんどう豆を刻み、大山無塩バターで炒め、岩塩+黒胡椒で調味、牛乳を少量加え、チリ産レモンを絞ったもの。レモン、Sarson'sのモルト・ヴィネガーを振ったものと交互に食う。

fish&chips

■おろし醤油味和風焼肉

メニューを考えるのも疲れてくると、要望があればこんなこともするという一例。ソースは濃口醤油、鰹出汁、刻み葱、大根おろし、柚子がないからスダチを絞ったもの。肉はSEIYUネスパで買うたプライスロック・アメリカ産肩肉なので適宜というか執拗に筋切りを施している。350g。一見大きいが厚さは1cm強とペラペラ。近在の流通業者はあくまで焼き具合のコントロールが難しくて、醍醐味のない肉料理になりがちなペラ肉を売り抜きたいようだ。買うときに厚さを選択できるようにならないものか?

おろし醤油ステーキ

2015/08/16 作成__2015/08/16 最終更新