雪見酒

吹雪いてきたので風呂の開口部を全開し、露天風呂状態にして雪見酒。日が暮れたらもう一度やろう。暗夜に降る雪を真下から眺めていると気が狂いそうになる。昨今は食品店で食品を買い求めると、レジで領収証の必要性を問われる。まぁ、まともな家庭の主婦が買うようなものは買えず、しょうもない業務用冷凍非加工食材やイタリア産粉スープやカナダ産オートミールばかり買っているからだろうが、毎回「いらないです」と答えるのも疲れてきたこの頃。量販店はすべてカード決済か電子マネーだが、卸に近くなるほど現金決済なのが玉に瑕。今どき現金を手に入れるのは意外に難しい。自分のお金を手にするために手数料を払うという感覚には馴染めないので、万難を排して銀行や郵便局にわざわざ出向かねばならない。もの凄く手間かかるんだが何とかならんかね? pdfでダウンロードして自分で印刷できるようにするとか(笑)。

かつては打合せ帰りに必ず寄り道していた下町の鮨屋で久しぶりに一杯。というか3杯じゃなくて3合。コハダとイカの刺身をビールで片付けながら、安い燗酒で握りと巻物。年季の入った職人が揃っているが、殆ど顔ぶれに変化がない店も今は珍しくなった。中身は決して高級ではなく、最近の嗜好にも迎合した“それなり”。ネタケースを眺め、慎重に選べばはずれを引くこともないが、ここも総体的に若干味が落ちている気がする。どこも一見して外面的な、パッと見でわかるサービスは良くなっているんだがねぇ。

いつもの店でお好み2貫付け。トラフグ白子、本鮪剥がし、タラバ蟹、フグ煮凝り、松川鰈に目抜け、白魚にシーチキン、紐キュウで締め。生ビールに「まんさくの花」を付けてちょっと贅沢な朝昼兼用ゴハンになっちまったが、頭二つは絶品であった。素晴らしい。大抵のことでは動じない舌だが、久々に悶絶した。隣の若いお兄ちゃんは注文品が出てくる度に写真をパチパチ。フラッシュが発光しちゃって無粋にも程があるな。みっともない。

■揚げ出し豆腐■

揚出し豆腐

一人分豆腐一丁に荷重をかけて、しっかり、執拗に水切りして、片栗粉をまぶし、比較的高温の菜種油でカリッと揚げるだけ。おろし生姜、刻み葱、刻み紫蘇の葉で薬味。最後に醤油、味醂、片栗粉等で作った熱い餡を回し掛ける。揚げものは揚げ立てが命ですな。普通に作ると絶対売り物のようにはならなくて、売り物はどう作っているのか? 甚だ疑問にして面妖。

気分直しに帰りにシャッター通りのはずれにあるマクドに寄ってみたら昼時なのに底抜けにガラガラ。直営だからモッてるんだろうが、そのうち撤退しそうだな。閑古鳥が鳴いているレジで、読み取り機に携帯電話載せてるのにクーポンをなかなか読み取ってくれなくて、レジの姉ちゃんにアヒャヒャヒャしてたら酒臭かったの? お姉ちゃんにすんごい冷たい目で見られて、メガマック他計6個購入。支払いEdyは載せた瞬間一発で読み取り、早く帰れとばかりにビッグマック無料券をくれた。タダ券バラ撒くほど景気悪いのか? 相変わらず気前いいな。マクドだけじゃ色味にかけるので、開店時間が超絶イイカゲンな青果店でオヤジが超テキトーに分割したバナナ一房とルビーのグレープフルーツを4個、皮に糖分が染み出したなるべく汚いのを選び、量販の半額だった南房レタスと高知ナス買ったら重くてうんざりして、喉が渇いたので途中の量販店でガリガリ君(基本のソーダ味一択)を一箱買って、一本引っこ抜いて食いながら歩いていたら、脇を通り過ぎた原付の外勤ポリスが停車して振り向いたので、ガリガリ君の箱を見せたら一瞬何か言いたそうにしたが、そのまま走り去った。お勤めご苦労さん。

週末前ならまだ残っているだろうと虎フグ白子狙いで中3日で再訪。店長がいるときのオーダーは基本オマカセ。価格が表示されている普通のオマカセはネタケースの上に置かれた下駄に一般的な組み合わせ一式が出来上がって下駄ごと客に提供されるが、気心が知れてくると、ネタ揃えを面白がっている客の前には空の下駄が置かれて、1貫~3貫づつ、店長の采配で適当な頃合を図りながらネタが繰り出される。メニューにないものも出てくるから面白い。お互いにわかりきったワンパターンな対応ってのがいちばんウンザリするもんね。酒は華やかでふくよかな奈良の花巴純吟山廃で。酒は原則3種しか置かないが、毎度入れ替わる品揃えが風変わりで、出入りの酒屋の目利きに任せているらしいが、ほとんど変態だわ。壱岐の生本鮪、特厚中トロx2でスタート、黒ムツ、霜降りサワラ、目抜けに寒ブリ、牡蠣と虎フグ白子に紅葉おろし、シャコにタラバの湯引き、シコシコの本ミルにラストは旨味がたっぷり載ってヌチャァとした皮付き甘鯛(所謂グジ=ホンモノ)。皮目にはもちろん芸術的な精度で飾り包丁が入っている。正月も開けて、市場では高級魚に買い手がつかなくて、けっこうダブついているらしい。追加でシーチキンと巻物でまったりと満腹。

■一見豪華なカタヤキソバ■

外でヤキソバを食べようという気にはならないが、唯一、カタヤキソバはその範疇から外れる。尤も、どこも白菜ばかりの水分過多で、食べ終わる頃には麺がふやけてしまうのが難点である。一方、広東風五目餡掛けはそれなりに材料を揃えるのが面倒。と、思っていたら、そうでもなかった。冷凍魚介や乾物、缶詰でいとも簡単に揃ってしまうんだな、これが(笑)。

缶詰+枸杞の実

最大の関門は麺だろう。焼きそば用の蒸し麺を揚げてもよいが、焦がさずパリパリで油切れのよいものとなると、これがけっこう難しい。量販店の出来合いの麺は量が少ない上に驚くほど高価だ。そこはそれ、内食調理を預かる主夫として2週に一回ほど覗いている業務用食品店で半額処分品(5人前で150円くらい)を手に入れたので安直に流れる。もちろん、具もそれに相応しく、グレードを揃えることが肝要に思う。13-15クラスの冷凍ウシエビ、冷凍アカイカ・カットピース、マシュルーム、クワイ、うずら卵の缶詰、乾燥キクラゲ、筍水煮真空パックぐらいが揃えば外では食えない見た目だけ豪華版があっさりできてしまうのではないか?

エビは解凍後、足を毟り皮を剥き、背ワタ未処理なら抜いておく。イカは表面にクロスに飾り包丁を入れ、味が染みやすく、火が通り易くしておく。ボールにエビとイカを入れ、片栗粉、胡麻油、老酒、塩、卵白でしっかり揉んで暫く置く。黒キクラゲは水で戻し、マシュルーム、クワイ、筍は適宜刻む。クワイは国産の高価な青クワイではなく、中国の安価な黒クワイ(Water chestnuts)でないとシャリッとした食感が出ない。うずら卵(水煮缶詰)はケチケチしないで好きなだけ使えばよいだろう。生姜、葱はミジン切り、トッピング用に青葱、香菜あたりも準備しておく。調味料は海塩、鶏がらスープ、オイスターソース、塩、五香粉、胡麻油、香醋、餡に片栗粉、醤油程度を用意すれば十分だろう。炒め時間を最小にするため、材料はすべて室温に。麺と皿も温めておいたほうが良い。

試作カタヤキソバ

フライパンか中華鍋に胡麻油を敷き、弱火で生姜、葱の順にじっくりと香り立つまで炒める。火を中火にして固い部分をこそぎ大きめに分解したキクラゲをしっかり炒める。マシュルーム、筍、クワイを加え、鶏がらスープ、オイスターソース、老酒、五香粉で調味。強火にしてエビ、イカ、うずら卵を加え、塩、醤油、白胡椒でちょい濃い目に味を決める。エビが色付いたら水解き片栗粉と青葱を加え、胡麻油を鍋肌に流し鍋を煽る。1分後、火を止め香醋を加え、皿に敷いた麺に餡を掛け流す。最後に香菜を散らして完成。熱いうちにバリバリ食べるのである。

スープの量を加減することでベシャベシャにならないカタヤキソバになる。キクラゲは刻み品ではなく、中国産の巨大な乾物を使うと豪華に見える。エビは高価だから一人2尾だ。うずら卵水煮は安価だから、売り物のように天辺に1つだけなんてことは有り得ない。鳥の巣にだってできるぞ(笑)。

カタヤキソバ

■すき焼きはないけどすき家は近いから好きやのん■

神聖と俗世の非境界領域における無謬性と実存の葛藤について考察を巡らせるまでもなく、隙間風が身に染みて貧しさと侘しさが募るな……と、3ヶ月ぶりにすき家。正月2日、量販店の作り置き半額弁当にも飽きた仕事の合間。寝癖だらけのモシャモシャ頭といつから着てるのかよくわからん服でテロテロと背を丸め俯き加減にトボトボ、薄倖と無気力に押し潰されそうなフインキを纏い、朝飯需要が終わる10:00ちょい前。レジ上の産地表示を気休めに首を伸ばして眺め、ガァラガラのカウンター中央へ蹲るように突っ伏す。テーブルが一つ埋まっているが、全体として開店休業状態。寄って来たいつものあんちゃん店員に念願というかメニュー差しに書かれた「朝カレー」を告げる。ハンディに打ち込んで蓋しようとするあんちゃんに、「とビール」。一瞬空を睨んだあんちゃんに、すかさずカウンター面に張り付いたシール写真に目が行き「とから~げ」。う…? 「10個」。「お時間かかりますけど……」「ごゆっくり~」。

最初にビールとグラス。よしよし、グラスも冷えていたぞ。思ったより時間がかかってカレ~。思ったよりはずっと早くカラ~ゲが登場。カレ~は皿じゃなくて漆風のプラ器で温玉載せ。カラ~ゲは大小不揃いなものが薄っぺらい皿に無造作に載って。油切りがちょっと甘いが揚げ立ての熱々。タイマー掛けてフライヤーで揚げているのだろう、揚げ加減は完璧。かなり人工的な旨味調味料に漬け込んだ胸肉に衣まで着けて冷凍し各店に配送して店内で揚げたものと思われる。脂はないが肉はテンダライズされているとみえ非常に柔らかい。塩味は薄め。薄っすら生姜風味はあるが大蒜臭はほとんど気にならない。衣は竜田揚げ風の片栗粉で食感は良い。冷めてくると化学的な旨味が若干鼻につき気色悪いが、ビールの摘みには合うと思う。

カレ~は普通盛りを頼んだが、かなり飯量が多く辟易。飯が半分、ル~が倍量で適量と思う。ル~は固形具材が感じられないシャバッとした珍しいタイプ。味はけっこう濃い目で塩辛い。タマリンド? の酸味や比較的スパイスが香るが、リンゴ? や甘味系も若干感ずる。辛味は殆ど無い。和風カレー特有の異様な旨味やコク、小麦粉による粘度が比較的薄く、玉葱、セロリなどはかなり機械的に細かくしたものが用いられているようだ。福神漬の代わりに温玉が載っているのだが、カレ~と玉子の組み合わせというのは理解の範疇外なのでスプーンで慎重にすくってカレ~味の温玉子だけ一呑み。

カレ~が予想外に気に入ったし、カラ~ゲも安価な割には揚げ立てでアチャッチャだし、ビール込み940円で満腹になってしまう、この組み合わせはなかなか気に入った。カラ~ゲが脂っこくないから飯代わりにカポカポ食うのに丁度いい。過疎地のせいか、いちばん近い徒歩5分の店のみ唐揚げ扱い店だったのも幸い。食いながら足らなきゃ途中で追加ができるし、頃合いを見計らって持ち帰りを作ってくれるのもありがたい。その後、またカレ~でも食うかと前を通りかかったら、新米コシヒカリの旗がパタパタと胡散臭く北風に煽られていたので、カレ~はあっさり止めて、カラ~ゲ20個と牛皿4倍盛りの持ち帰りにしといた。世評はサイテーの部類だが、さすがに『牛丼とカレ~の店』を標榜するだけあって、醜悪なトッピングや寄せ集めごった煮ジャンクに関わらないで済む素牛皿と素カレ~(米は今一つ)、夏の鰻の味はなかなかおいしいと思っている。味噌汁も飲めるレベルだし。次はメニュー外メニューの素キング牛丼を所望してみるよ、乞うご期待。

■おパスタをいただくお正月の由緒正しい風景と慰藉■

人はなぜパスタを作るのか? 簡単で手間いらず、製作コストが米より安い割には女子供受けが良く、相当適当にインチキしても、むしろかえってそのほうが好まれたりして、喜ばしいことなのか馬鹿にされているのか、よくわからんクイモノの代名詞のようなパスタ。ハハ。松の実があるからバジルソースを作りたいんだが、バジルの葉っぱが普通に栽培できる季節ではないので、なかなか手が出ない。チーズは適宜、ホイホイ、糸目をつけず買い込んでいる。ペコリーノでシーザーズ・サラダにするのもなかなかオツでゴザーマスよ? 奥さん。これといって好みはないが、葉物野菜が貴重な時期はトマトソースが多くなるかな?

ペコロマ+ゴルピカ

海鮮風トマトソースの淫靡で埋めることのできない割裂

冷凍エビ、イカを具に、アンチョビとトマト缶でソースを作り和えたもの。ミニトマトはイタリア産冷凍ミニトマト。形はそっくりだが、国産の生鮮とは同じものとは思えない酸味が特徴。

海鮮トマト

ダブルトマト+セロリで菜食主義的欺瞞と妄執的偏性

ドライトマトとトマト缶詰にセロリを合わせ、赤葡萄酒で若干煮込み、塩胡椒で味付けしただけ。

2xトマト

唐辛子と胡桃+オレガノのスュルレアルで唐突過ぎる出会い

自家製唐辛子と福耳、大蒜のAOePに胡桃を割り入れ、オレガノとEXVオリーブ油で風味付けしたもの。

オレガノ+胡桃

唐辛子とアーモンド+アンチョビ・ソースの下劣と香薫の相克

アンチョビーはカタクチイワシを買ってきて、3kgほど作ったものの貴重な残り。胡桃をアーモンドで代用しただけで、基本は上記と同じAOeP。

アンチョビ+アーモンド

パンチェッタと卵+ペコリーノ・ロマーノ・チーズでメチャくどいわ(笑)

自家製パンチェッタ、全卵0.5+卵黄1、ペコリーノ・ロマーノ75gで作るカルボナーラのようなもの。麺はファロガロのフェットチーネ、塩はパンチェッタとパスタ茹で汁から融通しているので調味料は黒胡椒のみ。

ペコロマカルボ

汚染地であることを認めない地元自治体が、一方でこっそり持ち込み無料測定を始めた。自家製、市販品を問わないが、食品に限る。密閉容器での30分の破壊検査なので試料は返却不可。一名義で同時一品のみという制限付き。NaIのシンチによるγ線解析簡易測定で、ゲルマによる詳細測定は更に外部委託で有料となり、まだまだ、ベラルーシやウクライナ並の体制には程遠いが、一歩前進というところ。尤も既に世間の関心事からは程遠いようで、陽当りのよい窓際で窓際さんたちが長閑に佇んでいた。おかげで至れり尽くせりの好待遇で、出やすいモノや出やすい場所等、(測る方だって出なくちゃツマランから)いろいろ裏事情を教えてくれた(笑)。早速、自家産物をいくつか持ち込んで測定を依頼したが、予想通り豆は出た。今回はヤヴァいかも? と残しておいた2011年産を持ち込んだが、Cs137のみ21.0Bq/kgという結果(2012年12月)。ただし、134も測定限界値に隠れているので、実質両方で30超えていると考えてくださいと言われた。結果は自治体のWebに載っている。自慢じゃないが、オレが出したのが市内採取のCs137最高値。アヒャヒャヒャ。委託先の測定者から他の核種が存在することや、乾燥でいっそう濃縮されていることを考え合わせ(スペクトルは見せてくれない)、「速やかに廃棄することをお勧めします」と勧告の伝言付。2011年の5月の収穫期にはCsだけで50Bq/kgは超えていたわけか……。アハハ。もう散々食っちまったがな。

せっかくだから、残っている2011産と2012産は場所を区分けして蒔いてみるつもり。一粒から200粒くらいは出来るので、理論的には来春の生産物は測定限界を下回るはず。それでも出たら、土壌から供給されているということがわかるじゃないか。面倒だけど。土や尿も測ってくれればいいのにね。周囲は空き家ばかりで平均年齢70歳超えている汚染+過疎という限界集落なのに来年、路線価と固定資産税評価額が上がったら、異議申し立てしよっと。

■マクド無料バーガー改造*その2■

分解再生

前回、肉が質量共に足りないという結論が出たので、今回はもっぱら肉の増強に注力した。ダブルクウォーターパウンダーウィズチーズはマクドを代表する味だと思うが、ビッグマックやメガマックがじぇんじぇん冴えないのは貧弱な肉のせい(それを誤魔化すためのクズ野菜や甘ったるいソース)に他ならないわけで、1/4£の肉は売り物としてのレベルにあるが、普通のパテは名実共にジャンクだってことだな。一応、元パテがビーフ100%を謳う以上、紛い物を加えては失礼だろう。牛背肉の塊を焼き、5~7mm程度に削いだものを用意した(前夜の残り物)。

100%Beef

次は分解。ヒールに酸味が強いアメリカ産フレンチ・マスタードをどっぷり塗って、薄切り肉で覆う。5mm厚のレッドチェダー、マクドのパテ、薄切り肉、ピクルス、紫玉葱、ゴルゴンゾーラ・ピカンテと重ね、クラウンで蓋。アルミフォイルに包んで230℃のオーブンで外が少しカリッとするまで10分ほど温める。

改造構築

二種のチーズがまったりと香りを競い、程よく肉の脂が滲み出た質感たっぷりの肉の相乗効果で、元の味を忘れた。肉が多いとけっこう一個で腹膨れるわ。残った肉は普通にバゲットに載せて食ったが、ハンバーガーにする必然性は最早ないか? ないな。普通の肉が普通に食えるなら、クズ肉の処理手段としてのハンバーガーは必要ないというのが結論でしたわ。

再生無料バーガー

今、自分で新増設しているHDDはWD(Western Digital)かST(Seagate)製の2択だが、サーバダウンの原因になったSTの500GBが新品になってシンガポールの工場から直送されてきた。壊れたHDDを千葉県白井市にある配送拠点に送付して二日後には発送メールが来て、その翌々日には新品HDDが届くという迅速さ。いつの日か必ず壊れる宿命のHDDとはいえ、保証期間内なので交換は無料。Webでシリアルナンバーを打ち込むと交換対象か否かすぐに判別ができて、そのまま流れに従うと交換申し込みができる。宛先ページを印刷して梱包。壊れたHDDを白井に送る500円だけ負担することになるが、まぁ、買ったのは3年前だし、今更500GBじゃ、どこに追加するか考えものだが、ありがたいことだ。アメリカ・ブランドの(ちょっと宗教入ったドイツ系?)UPSも3年保証が切れるよんと連絡が来たが、電池はあと1、2年持ちそうだし、個性的なNetgearのHub、台湾ブランドのメモリTransend(生産はどれも中国)などもLifetime保証がつく時代だから、国産ブランド(生産はもちろん中国)の立つ瀬がないのはどこも同じ。せっかくの機会だから、為替動向やインフレ基調も鑑みて、ハブやストレージ類、光学ドライブや年季が入った小物類も一気に換装しちまえ。

今年も正月はやめたので、お節の類は一切ない。そこで貧者の知恵、粥である。それも2合の胚芽米を10倍の水、2lで炊くというお気楽激貧モードである。近くの店で腐乳が紅南乳だけでなく普通の白い腐乳、辣椒腐乳と揃ったのでヴァリエーションが豊かになった。腐乳と書くが、塩漬けにして腐らせた豆腐である。他人の賛同を得ようと思ったことは一度もないが、これはオイシイ。

薬味

乾物帆立貝柱を前夜水で戻しておく。もちろん鶏ガラでスープを取ってもよい。米はササニシキ2合。胚芽米に精米後、水切り。胡麻油をじっくりまぶし30分ほど置く。軟水2lを火にかけ米を入れる。強火で沸騰させたら火を弱め、ほぐした貝柱をスープもろとも加えて蓋。以後、底が焦げ付かぬよう10分に1回掻き混ぜ、米粒が砕け花が開いたように見えるまで約1時間。塩、白胡椒で味を決める。

粥付け合せ

その間にトッピングを準備。松の実は乾煎り、刻んだザーサイ、葱、枸杞の実、紅棗(アカナツメ)、針生姜、香菜あたりが定番かな? 炊き上がった粥を器に盛って、腐乳とトッピングを好みで盛り付ける。副菜はピータンと焼豚で完璧。酒は老酒やら桂花陳酒。ラガー系のビールや中国焼酎も合う。

粥1

余りは翌日でも数日後でもよい。水分を補充して再度過熱するだけ。トッピングやおかずを変えるのも一興。米2合で丼8杯~10杯ぐらいになる。

粥2

2013/01/24 作成__2013/01/24 最終更新