日々是退嬰

隣町で3年に一度の強制義務法定講習。丸一日。修了考査付。3週間後修了通知。中身自体に本質的な意味があるわけではないのは毎度の通り。ただの時間の無駄なのだが、鬼籍や半身不随、名義貸しといった幽霊資格者を“ふるい”に掛け、排除していくという効果はあるだろう。考査はアイディアとしては面白いが、実効性には乏しい。むしろ、この歳になるとマークシート塗り潰すのは大変なんだから、モニターでポチれるようにするとか、ヘッドアップディスプレイ・リアルタイム視線回答とか少しは考えろよ。もしかしてリタイアを強要してるとか?(笑) 中気で指が震えますのじゃ。営業登録の維持にもカネがかかるのに、とうとう個人資格の維持にまで金を取られる時代になって、やんごとなき方々の益々の御発展をお祈りする次第でありんす。儚くも切なくて、トボトボ歩いて昼は鮨。

本鮪脳天炙り》霜降りサワラ》石鯛》ブリ》松川カレイえんがわ》関サバ》ボタンエビ》牡蠣》シャコ》本ミル》シーチキン》鉄火巻

ま、いいか? とビール1l。主催側にも立場があろうし、臭うと悪いんで酒は止めておいた。心置きなく食ってよいのはサワラ、関サバ、牡蠣(赤穂)、シーチキン(南洋冷凍バチ腹身)と鉄火(南洋冷凍バチ赤身)くらいかな? 現在河口汽水域の底生生物や貝類が絶賛変形中のedomaeは、数十年後、それらを餌にした奇形魚介(正確には生殖機能がやられ、子孫を残せない種が続出?)の代名詞になっていることだろう。35cm以下禁漁の松川カレイは超希少天然もの函館産らしいが、今年はどこも豊漁らしい。握りだからシャリは古米、海苔は新海苔にはまだ早い。お茶はもともと飲まないし、新茶を使えるような店じゃない(笑)。年初から一応、週1回、月4回以下に自己規制。ネタ一切れ20gで5種が当たりで500Bq/kgの魚介だとしても、1回当たり50Bq、200Bq/月(6.67Bq/日)に収まるという計算。まぁ、1年ほど前までは赤紫マーク描いた黄色いドラム缶に密封して、高給優遇特務手当付の防護服のおっちゃんが特殊なクレーンで吊り下げて、地下深くに封印してたレベル(Cs137:100Bq/kg以上)だけどね(クスクス)。人類史上未知の領域なわけで、滅多に経験できることではないでしょう。いやはやなんとも味わい深いことですな。

天麩羅は週に1回も食わないし、蕎麦粉はブレンドが避けられないから、もう、ゆで太郎しか行けないわ。鰻はどっちみちもう高くて食えないから無問題。そろそろヤヴァイ花粉を、お、来たね? と感じつつ、なぜ今年は梅が咲かず、蕗の花穂が出ないのだろう? と首を捻りながらも、汚染地での生活もすっかり板について、全弾装填のロシアンルーレットもアハハと笑って清濁を併せ呑む毎日でございますが、皆様如何お過ごしでしょうか?

■プライム・リブ、マッシュト・ポテト付

最近のプライムリブ

ちょっと焼け過ぎた。肉300g。一応厚みは2cm以上ある。マッシュト・ポテトはジャガイモを丸ごと茹で、熱いうちに皮を剥き、芽を抉る。バターで焦がした大蒜とカルピス・バターたっぷりで、マッシュ。塩、白胡椒で味付け。牛乳はまったく使っていない。腹膨れたわ。これにてリブ・ロインは在庫が枯渇したので、またどこかで入手しないとな。サー・ロインはまだ……ある。あと1kg。バラ・ブロックも700gあるが、しつこく強要されているピビンパの肉に消える運命。

直近のプライムリブ

■ツカモトエイム君は偉大なり

高価で賢い? ルンバではなくて、中華製。道具は扱う人間のグレードに合わせるべきというのが予てからの持論。値段は当然ケタが違う。1年ほど使っているが、家具がないしカーペット敷もないのでこれで十分。4時間充電で50分ほど稼働する。掃討パターンは単純で、一見マヌケで無駄が多そうだが、結果は意外にきれいになっていて使える。段差にもきちんと反応して踏み留まる。貧弱な回転ブラシとお世辞にも強くはない吸い込みでも、細かい砂塵から埃、人毛、猫毛までよく捕獲する。直径30cmほど。電池が切れると、どこかで勝手に息絶えているので探す。軟質プラスチックのガードがショック・アブソーバ兼衝突センサー・スイッチになっていて、ぶつかるとバックしてもう一度、ちょっと右回転、180度反転と3パターンの組合せで方向転換する。バッテリーをエネループにすれば遥かに使えそうだが、本体より高くなりそうだな。一回り小振りなタイプと自己充電タイプもあるので磁器タイルと塩ビ床用にもう1台欲しい。ド派手なLED付けて、電池切れる直前に《お掃除オワタ!》くらい喋るともっと愉しい。

aim

鶏卵は近くの八百屋で青森県蓬田(よもぎた)村(津軽半島東岸)のものを見つけたので、また浮気中。普通の白卵だが、パッケージに濃いコクだの健康だのという気持ち悪い気取りがなくシンプルで良い。もっこり卵というらしい。割るともっこり。まぁ、レイヤーも種鶏がどこの鶏かまでは不明なわけで、優良種の多くは外国産だと思うが、餌まで確認のしようがないから極めて情緒的な対応にならざるを得ない。

もちろん、公式には全て終わったことだから、ひとりでも多くの人が気にすることもなく“Before that”と同じ生活を営むことで、手間が掛かる無駄な偽装やロンダリングの必要性も減り、その外側の安全性がいっそう担保されるのは喜ばしい限り。来年くらいには得意の「最初からそんな事象は無かった」ことにして時間稼ぎするんだぞ? 頼むよ? あと10年、できれば25年……は無理かな(笑)。リスク評価はデータを下に個々が判断するものだが、自然か故意かは別としてデータは常に不足するものだから、得てして情緒的対応に陥り、結局は世界観の対立に終始してしまう。まぁ、過大に見積もって後で笑い話になる方が気が楽だし、一応理系だから、希望的観測でモノを述べちゃいけないことは、あらゆる機会を通じて徹底的に叩きこまれてきたからね。

■風前の灯火~~ほっかほっか亭

世間的には司法判断も含めて圧倒的にホットモットなのだろうが、至近の店はほっかほっか亭なので、つい買ってみたら、おおお。タダだからと、このところHMばかり贔屓していたことを深く反省する次第でありんす。世間が狭い、物知らずなので、オリジン弁当やかまどやの弁当も食ってみないと味わからんわね。反省してます。

◇天丼:390円

白飯の上に海苔が引かれ、その上に天麩羅が載っている。海老x2、いんげん3本、さつまいも1/2枚、蓮根1枚。海老はバナメイではなく最近外食産業を席巻している南米アカエビかな? HMの倍の大きさ。精進揚げの具材も厚切りで素材の味がよく出ている。衣の厚さ(というか薄さ)、揚げ加減は素晴らしい。昨今巷に溢れてる期待はずれな天麩羅専門店のレベルを凌駕する。微かに胡麻の風味までするじゃないか。フリッターじゃなくて、まともな天麩羅。添付のソースが“つゆ”じゃなくて“タレ”なのは、まぁ、購買層が理解可能な語彙に合わせているのだろう。つゆの量はHMの1/3程度と極めて適正。味も妙なアミノ酸風味や甘みが薄く、これならなんとか使えるレベル。しば漬けも甘くないタイプで驚いた。

◇唐揚げ弁当:480円

醤油系のつけ汁に浸けた昔ながらの唐揚が5個。けっこう大振りな腿肉で、揚げ加減もよろしい。下敷きのソフト麺は唐揚を浮かす、油切りの道具として認識し直した。別にレタスとポテトサラダ少々。沢庵2枚付。白飯は別パック。レモン果汁の小袋付。

米は明らかにうるち古米で、HMより落ちるが、まぁ、今はまだ平気。問題は倉庫に積み上がった安くはない新米が古米と化し、ガラガラと値崩れし始める春以降だろう。産地とブランド名を剥ぎ取った安価な複数原料米や、敢えて名を伏すそのものが、こぞって流通卸や中食、外食産業に買い叩かれることになろう。それを見越して、米と牛肉に関しては積み上がった(or冷凍倉庫内の)在庫が捌ける9/30(大豆は12/31まで)までは旧暫定規制値が経過措置として適用されるという、実に分かりやすくも日本的な展開で感服。感動した。

《結論》

HM:ナウなヤング向け 味はベタでジャンク ひたすら濃い甘旨コク 脂っこい 低価格 見た目良し 今風 CMで子供を釣る

HK:地域中高年型 伝統的弁当メニュー 味付けは一般的 昭和風 時代遅れ 総じて高価 価格競争からは脱落気味

プロバイダ経由の光通信費が斬増傾向にあるのに気付き、何も変更した覚えはないのにな? とあちこち探したら、このwebを置いているサーバの賃貸容量が超過しているのがその理由だった。今どき100MBまで無料っていうのも、ある意味凄い閾値ではある。5MB超過ごとに189円などという、携帯パケット並の従量制に改めて感嘆したぞ。さっそく、最も容量を食っている《田舎生活》関連を別サーバに移動して、来月からは規定料金に復活する見込み。やれやれ。

■麺二題

◇冬だからパンチェッタ

スタートは12月上旬。夏場はイタリア産のパッケージを買い込むが、冬は自分で作ったほうが安い。安いバラ肉塊を買って来て、岩塩や湖塩に浸け込むだけ。

ジップロックに肉と塩をブチ込み、冷蔵庫で2~3週間ほど放置。塩は表面が完全に白く覆われる程度。500g強の量販店で入手したバラ肉塊なら150~200gくらいか。水分が出たときに確実に飽和状態になるように。テキトー。ケチると腐るぞ。肉から出た水分は定期的(最初は2日に1回、少なくなったら週2回くらい)に捨てる。水分が出ると肉は固く締り、色味が褪せていく。肉質が蝋のように(正に屍蝋そのものだが)透明感が出てきたら終了。

パンチェッタ

水が出なくなったら、一旦肉を取り出し、一応匂いを嗅ぐ。腐敗臭がしたら多分ダメ。ちゃんと塩を使っていれば腐ったりカビが生えることはない。肉は流水で丁寧に洗い塩を落とす。塩抜きしすぎると長持ちしないので程々に。私は基本的にこの段階で塩抜きはしない。洗ったらペーパーで水分をしっかり拭き取る。黒胡椒、カイエンヌ・ペパー、その他好みのスパイスをすべての肉表面に摺り込むようにたっぷりまぶし、いちばん簡単なのは干物用の網に入れて軒先に1ヶ月ほど干す。雨に当ててはいけない。あるいは、キッチンペーパーでぴったり包んで冷蔵庫でもよい。だんだんキッチンペーパーが湿ってくるので、随時乾いたものに交換する。コストは掛かるが、専用の脱水シート(昭和電工謹製ピチットシート等)でぴっちりと包むと手間は掛からない。シートがズレぬよう輪ゴム等でしっかり巻いて、更にキッチンペーパーで覆う。そのまま冷蔵1ヶ月ほど熟成させる。

パンチェッタ・スライス

早速、赤唐辛子と大蒜花茎のオイル・パスタに使ってみた。パンチェッタ以外は一切加塩していない。ちょっと火が通り過ぎたけど、ま、こんなもんじゃね? 最近何を食っても新鮮味に欠けるわ。

パンチェッタでパスタ

◇パルミジャーノとバターのコンキッリェ

コンキッリェ(conchiglie)は貝殻型のショートパスタ。オリーブ油で大蒜を炒め、大量のカルピス・バターと下ろした大量のパルミジャーノ・レッジャーノを茹で上がりのコンキッリェに和え、岩塩・黒胡椒で味を整えるだけ。言うなれば、かけ蕎麦のようなもの。バターとチーズの質が全て。カルピスも発酵バターがほとんど手に入らないので、いっそエシレでも使うか? 誤魔化しは一切効かないのでえらく高くつく。

チーズ・パスタ

■芹の植え替え

脱走した方はともかく。氷が張った盥でも屁の河童~と茂る芹だが、線量が概ね他所の2倍(表面接地で0.22~0.25μSv/h)なので株を全部抜いて、添子ちゃんが合格! 判定してくれた土に完全入替。再植え付け。葉が完全に入れ替わるまで食うのは控えよう。測定器はGM管のオモチャだから数字自体はどこまでアテになるのかわからんが、高低の目星は付けられるし、某省の数値を越えないよう慎重に校正された国産新製品よりは当てになるだろう。最初にやるべきことは基礎的な現況把握。その事実を率直に受け入れた上で新たな方策を考える以外にない。逆説的だが、赤の他人に食わすつもりも、金儲けするつもりもないからできること。在庫を払拭するまで、無知のふりを続ける必要もないから、いたって気は楽というもの。閉鎖環境は貯まるばっかりで抜けないから気をつけてやらないと後々痛い目に遭う確率も高まりそうだからな。汚染されている土は良い肥料になりそうだから山茶花や椿、皐月など花木の根元に撒いた。キメラとか巨大花になるといいなぁ。

芹植替え

■リ・マクド

前回の酷薄なる失望にもめげず、今度はチーズ・バーガー1個タダという“かざすクーポン”で、キャンペーン中のビッグマック3個と合わせて買って来た。計600円なり。支払いはオートチャージWAONでお便利簡便。もう、硬貨も紙幣も廃止していいだろ? 全ての小売店に電子マネー乃至は与信カード読み取り機設置を義務付ければ、カード屋さんが喜んで機械バラ撒くだろ? (独)造幣局なんぞ存在そのものが無駄だし、警備やら金庫やら偽造対策やら流通・保管コストも馬鹿にならないだろうし、小銭貯まると財布重いし。DNA認証と虹彩認証で生体としての本人以外使えなくすれば、犯罪なんか成立しないじゃない? できるのにやらないのは、そこに利権が存在し、それで飯を食っている人間がいるから。毎度のパターンですな。

変な時間に行くと理解不能な行列が出来ていたりするので、時間は選ぶというか朝御飯や昼御飯で食うもんじゃないよね? 元々。ポテトチップスや飲み物がついたセットものを買えるほど金持ちではないが、無料でもいらないよな~。店内では適切な飲み物を購入できないので常に持ち帰る。コーコーセーが居座って食い散らかしてたり、煙草の煙が漂うのも趣向に合わないし、コストが掛かる相手には相応の負担を求めないと、いずれ悪貨が良貨を駆逐することになるだろう。注文してから作ってくれるのはありがたいが、立ってボケ~と待ってるのはマヌケでやだな。紙コップでいいから輸入ビールをカウンターで飲めると良い。保温の紙袋をビニールの手提げに入れてくれるのは、とても親切でありがたい。

元々、適正価格より遥かに高い価格を設定して、クーポンをバラ撒いてお得感を演出、儲けはしっかり手元に残るし、イメージアップにも繋がって新規顧客すら開拓できる。業界最大手ならこそできる、なかなかの戦略上手。携帯電話屋とタッグマッチを組んで、やたらとアルゴリズムが腐っていそうな重いアプリで無駄なパケット飛ばさせりゃ、山分けもできるしなぁ。金儲けのお手本のようなメソッドに乾杯!

■退嬰的正宗麻婆豆腐

島豆腐

島豆腐がたくさんあるので定番の麻婆豆腐。普通の木綿豆腐よりも硬いので、国内で入手できる豆腐のなかでも麻婆豆腐には最適だろう。肉は牛バラを適当に削いだもの。トッピングの粉は既製の漢源花椒粉。豆腐は予め塩茹でして温めておくことは必須。調味料と手順はいつも通りで特に記すことはない。最近、あまり辛くないと不評なので朝天辣椒は6、7個使ったかな? 漢源花椒は四川漢源産の花椒で、下味用に丸ごと放り込んでいるS&Bの花椒とは異なり、かなり効く。のけぞるくらい。

正宗麻婆豆腐

付け合せは支那竹と皮蛋に香菜と胡麻油、香醋、醤油、白胡麻。

摘み+漢源花椒

■はなまるうどんで“かけ”

至近の岡田屋に「はなまる」が同居したので数年ぶりに賞味。ここは“かけ”とそれ以外の値段が違いすぎるという、ニッチもサッチもいかない不条理を一向に是正できないという意味で、恐ろしく不幸であって同情に堪えない……のだが、注文はもっぱら“かけ”の中(笑)。天麩羅はいつもかき揚げ。おばちゃんにリクエストして揚げてもらう。後ろが詰まる場合はレーンを移動し“かけ中”を告げるが、ヌケサクバイトは釜から麺を上げ、湯を切って器に盛り付け隣の姉ちゃんに渡す。“かけ”とは釜揚げを一度冷水で締め、再度湯掻くと理解していたが、ここではそれが標準とばかりに手順はあっさり省略される。かけつゆがサーバから注がれ、葱が規定量盛られる。移動して決済。吉野家傘下なのにWAONは使えず、「現金のみで~す、ニカッ」と見目麗しい中華お姉ちゃんに諭される。1円単位の釣銭が不快だが指や爪は昨今のジャパニーズよりずっときれいで納得。下ろし生姜と天かすのみ自由に盛れるが、どっちもそんなに要らんわな。

つゆは塩と淡口醤油、昆布と煮干? 系の典型的な讃岐風らしいが、出汁は薄目で化学風味。麺は冷水で締めてないから腰が腑抜け。まぁ、歯がない老人や昨今の顎無しヤングには最適か。つゆの塩分もさることながら麺にも相当の塩分を感ずる。かき揚げは揚げ立てだからそれなりにおいしいけれど、人参と玉葱ばかりが目立つ精進揚げで工夫に欠ける。揚げ油は典型的な西日本サラダオイル系。生姜は根生姜をきっちり下ろしていて、質量ともにここだけは丸亀より好感。天かすはいやにきれいで均一で、揚げ玉に近いもの。これ現場揚げの天かすじゃなくて、業務用既製揚げ玉使ってないか? ショートニング臭いぞ? 食い終わると、ちょっと胸糞悪い。と、まぁ、欠点はあるものの、この値段じゃあな……という、うまい線を突いているのかもしれない。

■papad

MTRというインドの総合食品メーカー製パパド。ひよこ豆等を磨り潰して、スパイスと共に練ったものを極薄い円盤状にしたもの。強烈スパイス入りから大人しいプレインまで、多種多様。各宗教向けの商品が取り揃えられているが、これは菜食主義者OKというやつ。下層カーストの女性の雇用対策として原則手練りで家内制手工業らしい。食事の付け合せ、食後のお菓子、食前の前菜と地方により扱いは千差万別といわれるが、うちでは主食に近い扱い。直火で炙るか、油で数秒揚げるとパリパリした煎餅のような食感になる。これは200g入で150円~200円くらいだったかな? 高いものではないが、軽く3食分くらいになる。

papad

油で揚げたパパドと腸詰2種、野菜のスープでメシ。パパドは直径が倍ぐらいに膨らむ。バターや何だよくわからない強烈なチャツネ、野菜のナマスや漬物を載せて食べることが多い。スープはクミン、大蒜、生姜を油で炒め、豆とジャガイモ、玉葱、セロリ、トマト缶の実を加え塩、黒胡椒で味付け、パプリカ、ターメリックで合わせてみた。

papad他

◇哀切腸詰綺譚

新規お試し。スーパーBOOという名称のアメリカ産豚の冷凍非加熱腸詰。80g/本と小振り。比較的粗挽き、塩味強め、多糖類たっぷり、スパイス弱い、アミノ酸ウザい。アメリカ産だが米久という国産メーカーのアメリカ子会社が生産しているだけで、肉の味はすこぶる大人しく、或いは子供騙し。皮は羊腸。これで一本70円取るんだから、この国の肉製品は何か根本が狂っているとしか言いようがない。

ボイルの基本は80℃くらいの湯で10分~15分沸騰させないようにじっくり茹でる。火を消して5~10分放置。香ばしさが欲しいときは、皮を破らぬよう油を敷いたフライパンで極弱火で薄く焦げ目を付ける。最初はそのまま、基本はマスタード、必要に応じて塩、胡椒など。

野菜スープ

焼きの場合は遠火の強火。余分な脂が流れる炭火で上下をひっくり返しながら20分ほど網焼き、オーブンなら180℃で10分ほど。もちろん周知の通り国内産の炭は何だから、今や、安心安全の代名詞、高品質で低価格なウバメガシの中国産の備長炭(¥300~500/kg)、これに限る。というか、炭火焼きの店でウバメガシの真正紀州備長炭(¥1000/kg~)使えるところって、価格転嫁できる高級料亭ぐらいだよん? 「炭火焼き」というのはたいてい「炭焼きフレーバー」併用だし、「備長炭」というのは今や「南洋マングローブの成型炭」のことを指す。

papad+superBOO

加熱品の場合の調理法は不詳。炭で焼くことはないと思うが、国産広葉樹の燻製もおっかないぞ(笑)


2012/02/25 作成__2012/02/25 最終更新