海老蝦蛄-2008/冬

今冬は蝦蛄がよく採れたせいか目にする機会が多かった。自分でも買って湯掻くこと数回。茹ったら殻の両側を鋏でバリバリ切って身を取り出せばよいだけとお手軽。残念ながらこの時期は抱卵していないが、身肉は引き締まっておいしい。写真は千葉産だが鮮度も申し分ない。量が多すぎて爪をほじくるのが辛い。

蝦蛄

車海老は相変わらず滅多に見ず、北海道の生トヤマエビはときおり。残念ながら葡萄海老を地元で見ることはなかった。あったら回してくれるよう仲卸に声は掛けてあるが、今年はまったく入らないとは鮨屋のあんちゃんの弁。

ホッコクアカエビ

うちのあたりでは真冬にしか出回らないホッコクアカエビ(甘エビ)を発見。かなり高価だが卵を抱いていたので即決購入。身は刺身、頭は汁物の出汁、あるいはカリカリに塩焼きしようという目論見。多くの海老と異なって、採れたてよりも1日ほど置いた方が甘みが強く出る。頭が黒くなると鮮度落ちしているが、鮨屋で食うものほど卵の緑が鮮明でないのも鮮度の問題だろうか? 卵は殻についているので崩さないように剥くのはかなり難しい(=剥きながら食う)。

アマエビ

似た種に大西洋北部で採れるホンホッコクアカエビというものがあり、中国人の女工さんが殻剥してトレイにきれいに並べた冷凍パッケージが通称“甘エビ”として広範に出回っている。若干色味が薄い気がするが、殻を剥かれてしまうと味以外で区別はつかないから無問題(笑)。


2008/03/20 作成__2008/03/20 最終更新