師走記-(2005/12/31-2006/1/28)

1;諸々

今年は寒いのか?
最高気温がプラス領域で寒いとかいわれてもな。お、今日は最高がマイナス一桁じゃん。どうりで暖かいと思った~ 日向ぼっこでもするかぁ~というのが寒冷地仕様。本当に寒いと気持ち良くなるが、後で感覚のない手足を元に戻すのが面倒臭いというか痒い。

今日のBGMはメンデルスゾーンのオルガン曲とグルダのテンペスト(Der Sturm)とPathétique、赤葡萄酒はカリテラのレゼルヴァ。オーク臭がきついからデカンタしたほうがおいしいね。どうも見ているらしい人も増えてきたから、少し書き方とか内容も考えないといかんね。

sunset

別に定点観測をしているわけではなくて、ぼけっと眺めているだけ。新暦の新年会で会合。四半世紀越えの時間が流れて、変わるものは変わるし、変わらないものは変わらない。おおむね丸くなって食い物に煩くなるのかな。豚しゃぶとキハチのケーキ、紫貽貝のパエリア。思い出していたらでんでん虫が食いたくなってきた。でも、もう歳なんだから、酒飲み過ぎてはいけんよ。

■ここに至って心を去来する由無しごと

◇はるばる海の対岸、券売機で切符が買える最長距離で現調。天気は上々、明る過ぎてデジカメの液晶が見えない。午後の電車で睡眠。暖かくてよく眠れた。もう一件、打ち合わせがあるも、相手がつかまらないので先に遅い昼食。
☆ミル貝、平目、関サバ、平貝、赤貝、穴子、ウニ
関サバの分厚さと脂に舌が蕩ける。こりこりした赤貝も独特の香味が立ち昇る。穴子は煮穴子を目の前で焼いて握ったもの。ホットな穴子と常温の酢飯、江戸前ツメのハーモニー。ぱりぱりの海苔で巻いたテンコ盛馬糞ウニの軍艦で締め。打ち合わせがあるから遠慮深く生ビ一杯でお終い。

◇う~ん。何しに行ったんだか。よくある終わった後、首を傾げる仕事の付き合い。
☆シャコ、平目、アワビ、ほっき、寒ブリ、大トロ、関サバ
シャコはツメ。アワビは厚過ぎで豪快。噛むのたいへん、顎くたびれた。もちろん、柔らかさと固さの取り合い、淡白な旨みが醍醐味ではある。後半、脂ダネはどれも絶品。季節柄ブリを押しておこう。こんなにうまいブリを食ったのは久しぶりだ。

定点観測

◇冬の朝はアッサムが多い。コーヒーは980円で10年位前に買ったメーカーで作るが、やはり最初はアッサム。ブレンド物とフレーバー・ティーは却下。屑葉に匂いつけて高く売ろうなんて儲かりそうでとってもよく理解できる。電気ポット(電子レンジも)は所有していないので汲み置きした水をガスに掛ける。沸騰しない程度の湯を茶葉に注ぎ3分30秒。濃厚に抽出された赤褐色の芳香に酔いながら窓を開け、苦味を味わいながら端末の電源を入れる。

◇夜は登亭のうなぎ。ばらけたやつ、1パック(5匹分くらい)超お買い得品。元々、庶民系のうなぎ蒲焼屋で高くはない。近在のデパ地下で購入後、老人が冷蔵庫に死蔵していたもの。作るのが嫌というのでうな丼にしてやる。胡麻油を敷いたフライパンで皮を下にして軽くソテー。みりんと醤油、出汁適宜投入後密閉蒸し焼き。本当は酒のほうが良いが呑んじゃうからあったためしがない。脂と水分が抜けたら山椒をぶっ掛けて食す。
基本は、捌きたてを蒸して余分な脂を落して、タレを塗りながら柔らかく炭火で焼き上げたもの。蒸さない関西風は香ばしいがちょっと脂っこい。もちろん、バーナーで焦げ目をつけただけのものは論外。

特に祈りたいこともないので初詣は行かない人間であるが、某真言宗総本山参道のうなぎ屋には年数回行く。昔は近くの川や沼で捕れたはずだが、今はもちろん静岡・愛知あたりの養殖もの。直訴打首農民を弔う参堂至近の壮絶な蕎麦屋で食うもり三枚とどちらを先にすべきかいつも悩む。

◇仕事帰り。PM3時。たまには…ということで北風に吹かれ、雪の残る糞寒い中を立ち食い鮨に行ったら準備中だってよ。きゃいん。ただでさえ高い建物の周囲は風が強くて難渋するのに物好きなこった。
ということで、座れる鮨屋。極普通の平日だから空いていて尚且つネタもよろしい。平目は元々好きなのだが、たいてい最初に頼む。その日のネタの傾向を掴むには最適のような気がする。
☆平目、ツブ貝、赤貝、メジマグロ、アワビ、ウニ、穴子
酒は冷や。下北の寒立馬(かんだちめ)。うひゃ~うまいうまいと呑んでいたら、隣の爺さんにいろいろ聞かれた。
「透明だけどやや甘め。切れというよりは田舎臭いけど酢飯には合うかな」
と、めっちゃら生意気に答えると一杯奢ってくれた。ありがとん。おかげで昼間っからくらくらするよ。自分でも不思議だが概ねリタイアした爺さん婆さんとは話が合う。グラマンに機銃掃射されて身体が真っ二つになった稲刈り婆さんの話とかね。畦道の土手に隠れて恐怖のあまり小便漏らしていたらしい親父からもっとネタを仕入れておけばよかったな。この寒立馬、純米吟醸だが透き通る甘さが本当に酢飯に良く合う赤貧の僚友。元々は馬刺し用の肉馬だったらしいが今は御多分に漏れず絶滅寸前。人間だったら10分曝露で凍死しそうな地吹雪の平原で立ち尽くして眠る。

■Construction time again part2

もういい加減に終わりにしろって。叩かれるのは常にちょっと目に余る業界二流三流というあたりが勘所ですか。今度は東急innじゃなくて東横innかよ。恣意的に取り上げられちゃって、叩かれちゃって嘆きたい気持ちは良くわかるが、品がないのも確かだな。まぁ、一種のスケープゴート劇場社会だから常に誰かを叩くという演出が必要なわけだ。演出家のレベルが低すぎでちっとも面白くも何ともないけど、それで世の中が廻るならそれで良いのだろう。がんばれー。

雪の跡

昔、勤めていた会社でよく連れて行かれたのは“急”のほう。食い物は結構美味しかった記憶があるな。高かったけど。背後に標高26m、山の手線内で最も高い山といわれる(ちなみに千葉県最高峰も愛宕山でこちらは408m。東京都の最高峰は確か1000mを越えていたはず)愛宕山の麓にあった。表通りから一歩外れると木造二階家の住宅が密集しており、うーむ、これが都心か? といわんばかりのノスタルジー。異界。トンネルまであって“出る”というから見に行ったのに出なかったな。今でも残っているかどうかは不詳。

■跡の夢

◇深夜、老人に貰った賞味期限切れの冷凍ハンバーグを煮込む。凍ったままバターと大蒜で軽く表面を焼いて、トマト缶、刻んだ青唐辛子2本、コンソメ、塩、胡椒、月桂樹の葉を投入。もはや人間の食い物扱いされていないパセリの茎を1cmほどに斜め切り。1.3mmのスパゲティ茹で上がり1分前に絹サヤ適宜と共に投入。アルデンテをパセリの葉と共にトマト鍋にぶっこんで10秒で完成。思い立って15分。早さが命です。ロッソのヴィノ・イタリアーノで食す。うほっ、トマトの酸味と唐辛子の辛味、ヴィーノの渋甘味の三重奏。

◇昼は近在の中華屋で五目そばとビール。2-5時はたいていの店が準備中で選択肢が減って困るが、混んでる時間帯に合わせる趣味も気力もないので、いきおい特定の店に集中してしまうのが最近の課題。たまに立ち寄る持ち帰り専門パック入り機械握り江戸前寿司には堂々と恵方巻きの暖簾が。元々、シャリが甘いのとネタも飯も冷たいのが気に入らないが、そんなわけのわからん後付けの風習に染まらなくてもいいのに。とは思うが、そういう部分でかっちり利益を上げて、オーディナリィな商品の質を上げてくれれば別にかまわんよ。日曜はハードなパン屋が休みなので、仕方なくソフトなパン屋で夕食を購入。散歩がてら遠回りして海沿いの道を帰る。

猫1 今から芸するさかい、もう少し近こう寄れや
猫2 ぐはぁ、ぐりぐり、げろげろ
猫3 title= おもろない?
猫4 これでどや
猫5 あんさん、ちょっと寄り過ぎやで
猫6 触ったら噛みつくで

2;サーバごっこ機 いまだPlamo Linux 2.0改-0.18GHz不眠不休号

静かだな。不安になるくらい。

3;スキャナ機 Plamo Linux 3.2 p5-0.166GHzまんせえ!号

“モニターのRGBのBがたまに出ていない。画面が黄色いがスキャンはできるから、まぁ、いいかと。RとGのケーブル引っこ抜けば白黒になるのかな? 今度やってみよう。”とか思っているとちゃんと映るんだよなぁ。

4;Win機 NT5.0 sp4 セレロン300@450x2で枯木灘

Stopエラーで落ちまくりで顔が青いぜ、うぐぐ。
うへぇ~・・・このメールだけはちゃんと送ってください・・・と、生まれて初めてお祈りしながら納品。

う~ん、電源入れてもBIOSが反応しないところをみると、CPUかメモリだろうな。ということでモデュールを抜き差しして原因の特定。どうやらメモリが一枚こけているようだなぁ。経年変化でメモリが逝くのか? 今でも半信半疑だが該当モジュールを引っこ抜けば安定するのだなぁ。誰か2000年頃までよく使われていた256MB、CL=2のSDRAM持ってません? まぁ、取り敢えずは転がってた128MB挿して768→640で凌いでいるのだけど。いまどきバッタ屋以外で売ってないし、今更買うほどのものか? という気がしないでもない。

Doom

scythe25

以前挫折していた「scythe」を再開。だが・・・・・・26面で悶絶中。邪魔だっつうの。どけ、こら。


2006/01/29 作成