皐月記-2004/05

1;諸々

猿の惑星化が著しい昨今ですが、ハマナスが満開です。むせるような濃密な甘い匂いが一面に立ち込めて、潮風がないと窒息しそうですがこの匂いに呑みこまれるのもそれはそれで本望か。

ハマナス1ハマナス2
さくらんぼ

桜もあっという間に直径8mmほどに膨らんでいます。黒いものはけっこう甘いけれど、余計なものを落すと悲鳴が上がる。

■青唐辛子

月頭に三束ほど買ってきて漬けこんだのだがもうなくなりそう。今年2回目のものは長さ10cm強、太さ5mm~8mmと長いけど細め。浸かりは良いようだ。七転八倒悶絶極辛が5%ほどと少ないのも良いか。また買ってこようと思っているのだが、最近見かけなくて範囲を広げて捜索中。

■鯵(あじ)

ちょうど季節です。朝獲れの近海鯵が手に入ったので半分を刺身、半分を酢締めにしました。三枚おろしにして皮は手で剥ぎ、ぶつ切りにして生姜醤油が基本でしょう。骨は二度揚げして塩と胡椒すれば酒の肴としても絶品です。この手の青魚はどんなに冷蔵(凍)技術が進歩しても、飛行機使って輸送時間を短くしたところで駄目なものは駄目。頭に艶のない鯵など臭くて食えません。商社系でない卸が激減してるのか、単に近海で獲れないのか並べられているものを見ていても食べたくなるものがほとんどないのが現状ですね。

ボラ1ボラ2

体長50cmほどの魚がうろうろ。人は皆、鯔(ボラ)という。カラスミを抱いているかいな。おのれ、へろへろと猪口才な。掬ったろうか。

■グリーンピース

まぁ、定番の豆混入飯を作ってみました。豆は鮮度が落ち易い? らしいので使う直前に鞘から出す。豆の味を引き出すには後混入ではなく、やはり入れて炊くのが基本だそうです。研いだ米三合に豆一袋(量とか聞かないでね)分。塩適宜。後はいつも通り普通に炊けば目の醒めるような翡翠碧が美しい。残るとすぐ色が変わるのでとっとと食うのが吉。

エンドウ

ツタンカーメンのえんどう豆。もちろん食う。葉っぱはモンシロチョウのお子が食った。豆を食ったら許さんよ。

■筍

200円くらいで大小さまざまだが、大き過ぎると鍋に入らないから、ここは涙を飲んで小ぶりのものを選ぶ。切断部に近いイボが黒くないものが新鮮ということらしい。先端の身のない皮を切断、皮側面に適当に切れ目を入れて鍋で溺死、糠まみれにして1~2時間(まぁ、適当ってこと)弱火で火刑に処す。そのまま一晩放置し、累計24時間後くらいに白肌が見えるまで剥く。この瞬間の匂いは悦楽であろう。今年もまた春(昔風に言えば夏)が来た。刺身で食いたければ深夜地上に出る前のものを掘れ。

来月はラッキョウと梅か。今年は少し季節が早くてもう、新生姜やラッキョウは出回り始めてますな。鳥取産の砂丘ラッキョウ、取り敢えず2kg。

らっきょう

『Remember』、CCCDのようだ。メジャーに移籍した? みたいで“おとと”と思っていたら案の定。ローターじっちゃんとの付合いもこれで終りだな。でもドイツのお店(Web)はちゃんとCCCDである旨を表示していて(トラックリストにもデータトラックを明記)誤魔化しがなくて大変良ろしい。

BV1BV2
BV3

夕陽を浴びて葉が透けて見えた。葉をもって花とするのか、あくまで生殖器をもって花とみるのか、見方によってはその認識が極めて曖昧だ。君よ知るや南の島。今も昔も屍を見下ろして咲き誇る。花を見れば屍は見えず、屍を見れば花は見えず。でも花の鮮やかさは根の先から吸い上げられた血、生まれ変わった精。

おっと、見落とし。
今国会で既に成立した関税定率法の一部改正に、“特許権等を侵害する物品に該当するか否かを認定するための手続における輸入者名等の通報制度の導入”と“この特許権等に著作権や著作隣接権が含まれる”ことも併せて改正されたようだ。これは疑わしき物品の輸入に際しては税関長が著作権者に通報する義務を負うということらしい。おぅ! 着々ではないか。さすがプロは見落としがない。どの程度のパッケージにまで適用するのかは、実際運用が始まってみないとわからないねぇ。

変な花

夕陽を浴びて花弁が透けて見えた。部分をもって花とするのか、全体の集合を花とみるのか、見方によってはその本質が極めて曖昧だ。むしろ、本質がないことが本質である方がすっきりと清々しい。

基本的な現状分析として、与党が絶対多数(ってみんなが望んだんでしょ)の議会で内閣提出法案が否決されたり修正されたりすることは原則的にあり得ないわけで、それが起こるということは立法権による行政権(法案を国会提出するには与党の事前審査の上、閣議決定するのだし)の否定であって、議院内閣制、ひいてはみんなの大好きな民主主義の根幹に関わる問題になりかねない。実際、この世の中がどう動くかなんて、中身の善し悪し(という価値判断も気持ち悪いが)などまったく問題にはならないというのは普通の大人なら誰でも知っているこの国の現実。個別の改良や小手先の提起でどうなる問題ではないということも、生まれた頃から言われ続けて一向に変わらない現実。本質を辿ってしまえば老若男女、誰もが“それ”を変えたくない、自分自身の存在意義を否定することに繋がりかねないから変わらない。
大丈夫、そのうち腐り加減が酷くなれば、首領様だか大人(たいじん)か、はたまたお猿さんが何とかしてくれるだろうよ。

生きてるうちに是非その光景が見られますように。合掌。

石榴

同時にいくつも咲くから“万葉叢中紅一点”にはあまり見えない石榴。ぱっくりと割れて、紅色の透明なルビーがぎっしりと詰まっているのはまだずっと先。

2;サーバごっこ機 いまだPlamo Linux 2.0改-0.18GHz不眠不休号

動いていたよう。

3;CD-R機 Plamo Linux 3.2 p5-0.166GHzまんせえ!号

スキャンしただけ。

4;Win機 NT4.0 sp6a セレロン300@450x2で枯木灘

まぁ、ということだ。

Doom

新しいWADをいくつか入手。いちばん期待していたDSV4とかいうのが動かない。なんで? 待ってぇな、必ず動かしてみせるぞ。こういうときだけ、地域限定、時間限定有効期限付、不屈の闘志。


2004/05/31作成