月記-2003/09

1;諸々

故あって鉄道に乗ろうと町外れの停車場へ向かうと、小道の両側の草叢が彼岸花でいっぱいだ。秋の日に照らされて薄黄緑色のひょろっと伸びた茎の先端でポンと破裂したかのように赤い花が開いている。毎年ほぼ正確に同じ位置に芽を出して、ほぼ同じ高さまで茎を伸ばし、ほぼ正確に同じ時期に花を開き、次に思い立って見に行くと葉っぱだけが伸びている。花が咲いて始めてその存在を認識する。天上の華だったり毒草やら死人花として忌み嫌われたり、いろいろ毀誉褒貶の激しい花ですが、美しいものには毒があってこそ尚美しい。煙るような細かく可憐なカドミウムレッドも群生するとすこぶる強烈な刺激でもって目を射る。

ハラペーニョ(Jarapeño)というわけではないが八百屋で青唐が売っておったので漬けてみました。去年はけっこう出回っていたのに今年はあまりみかけない。漬け込む前に縦に数ヶ所切れ目を入れるとよく漬かります。玉葱とか山椒の実と、大量に出まわって葱の代わりに蕎麦の薬味にしていた茗荷などを適当に瓶に詰めてピクルスと同じ要領で漬け込めば十日ほどで食べられるようです。

Jarapeno

取敢えず葡萄酒の肴で食してみましたが、う~む、辛い。10%ほどの割合で、種々の味には比較的耐性のある私の口をも、ひん曲がりそうな、想像を絶する超極辛な鞘がありまして目が廻りました。エスニック料理店で稀に食することができる“鶏肉と青唐とバジルの炒めもの”も一気に食べないと完食できませんが、そんなものではないな。思わず飛び上がったわい。辛いを通り越して舌が痛い。それを除けばおおむね美味なので来年は初夏に1kgほど仕入れて1年持たそう。
今の世の中、ヘロヘロの生食いほうれん草などというものがあるように、辛くない青唐などという新開発品種もあるようですが、それではだめでしょう。あれは生で食うもんです。

2;サーバごっこ機 いまだPlamo Linux 2.0改-0.18GHz不眠不休号

2.4.22カーネル落としたけれどいじる暇なし。

uptimeは停電以来56日と5時間4分。

3;CD-R機 Plamo Linux 3.2 p5-0.166GHzまんせえ!号

CDR焼きのみ。

4;Win機 NT4.0 sp6a セレロン300@450x2で枯木灘

なんとビデオカードが重症。VGA画面でもノイズにフリーズとお手上げ状態。ヒートシンクで火傷しそう。熱死寸前と思われる。6,7年前に購入した故3Dfx製VoodooBanshee 16MB PCI。う~ん、気にいっていたのに。寿命ですかね。値段の割には1600x1200x85Hzでそれなりの表示をしていたというのに。特にスクロールの速さは画期的だった。そんなわけで代替は G450 32MB DH PCI。今どきはPCIの方が高くて、バルクのくせにマザーボードなら2枚、AGPのゴミビデオカードなら10枚買えそうな値段。はは、おなじPCIでもラデオンとかゲフォの方が格段に安いのね。まぁ、ファンレスと2Dがまともなことが最低条件でかつPCIっていうのは今となっては実質選択の余地がない。廉価版ということで Matrox コアな方からはほとんど相手にされないチップのようですが、コアじゃないからどうでもいいや。

取敢えず落としてきて「Regnessem」使ってみましたが、“NT4では動かない”のだな。が~ん……というのが先月でしたが、その後NT4でも動く差し換え用dllが配布されていたので一見落着。めでたし、めでたし。付加的な機能はまだ動かなかったり実装されていなかったりするようですが、基本的な機能は問題なく動きます。ヘロヘロ動くゴミ広告がなくて目にも良いな。もっとも動くとなれば急速に飽きるこのごろ。便利なようで面倒臭いものだ。

Doom

『Herian2』26面で行き詰まっておるところ。けっこう良く出来ているのだが回復アイテムがたくさん転がっていて楽かも。船底に降りるEVが鍵なんだろうがなぁ。時々トリッキィで進めなくなる。


2003/09/30作成