祭の顛末

以下は3年ぶりに行った微軟謹製NT4.0再インストールの記録。

重い!、固まる!とここにきて絶不調を繰り返すのでついに再インストールに踏み切りました。どうやんだっけ? と馬鹿のフリをしていても誰も答えてくれないので次は無いと思いつつも3年後のために忘れないように書き留めておこう。

速くて比較的新しいディスクを転用して確保する。IDEインターフェイスは安かろう悪かろうのHPT-366。ドライバは経験的に一番まともそうな1.22。BIOSのバージョンはドライバに合わせておく(のが作法らしい)。128GBまでは認識すると思ったから富士通の40Gを転用する。現在のNT起動区画はのちのち役に立つので残しておく。

NTのインストールCDは古いので、IDEドライバだけSP5に改造したFDでブート。新規に区画を確保してNTFSフォーマット、インストールする。つまらないモデュール類、message関連は入れない。HPT-366のATA66インターフェイスには以前のHDD8.4Gをプライマリマスタ、新しい40Gをセカンダリマスタに接続。ひとつのチャンネルに二つ繋ぐと落ちまくるので厳禁。つまり2台しか繋げない。ついでにうちの場合winbond製メモリを使うとブルーバック頻発なのでこれも厳禁。鈍足PIO3のIDE-CDROMはオンボードのポート。もう1台のHDDはATA33なのでやっぱりオンボードのポート。

メモリとHPT-366は意外に相性があるらしい。3つのスロットにNEC、MTEC、マイクロンならOK。Winbondが混じると駄目みたい。HPT-366をはずせば問題無いんだけどな。え?全部メーカ揃えろって? おっしゃるとおりで。

インストール時に入れるドライバはHPT-366とDEC21143のNICのみ。ネットワークが使えないと話にならん。インストール完了後アドミンの名前変更、自分の日常用ユーザをアドミンで作成。各ドライブ、フォルダに必要にあわせてアクセス権を設定。システムドライブ以外のドライブレターを既にインストールされているアプリの実情に合わせて変更が少なくて済むように変える。システムドライブは変更できない。タコな仕様。変更できないならドライブレターって概念をやめてくれ。

このHPT-366のドライバはインストール後に下手に変更してバージョン変えたりすると起動時にアクセスできるドライブが無いってブルーバックになって落ちるのね。修復ディスクなんて作らないから修復セットアップもできない。結局3回ほど一からやり直し。憤激だぜ。ビールだビール。

SP4を当てる。同時にデータアクセスの2000年問題対応update。再起動でIE4、デスクトップupdateをインストール。再起動後、アクティブ・デスクトップ関連の機能をすべて停止。自分のユーザ名でログインし直して、エクスプローラのタコ過ぎるファイル表示関連を調整。エクスプローラの表示は詳細にしてすべてのフォルダに適用。日付の表示形式を変更。

いよいよドライバ。別マシン、別区画に集めておいたものをインストール。最初に伸長・展開用のアプリをインストール、以前のNTフォルダから伸長・展開に必要なDLLをコピー。ビデオドライバ、サウンドドライバ。インストール後、画面を1600x1200、32bit、85Hzにする。画面はグラフィックを扱うので壁紙無し無彩色。再起動で音が鳴ることを確認したら起動音、エラー音とかうざいのですべて鳴らないように変更。

あの起動音を聞くと仕事をする気が失せる。マウスのクリック間違えたくらいで騒ぐなよ。聴きたい音以外は消す。と思ったら本体からビープ音が鳴るんだな。デバイス無効にすれば消えるけど「プッ」だから、まぁいいか。

SP6aを当てる。再起動後IE5のインストール。カスタムで使わないものは入れない。再起動後IEの設定。デフォルト・ページ、プロクシ、LAN関連、他詳細が変なので修正。勝手に作られた不要なデスクトップアイコンを削除。半角カタカナも排除。キーボードのプロパティ調整。ロジテックのマウスウェアをインストール。タブレットを接続するシリアルポートを削除。タブレット・ドライバのインストール、設定。競合がどうのこうのってシステムログが騒いでるけど実害無いから無視。どのみちこの会社の製品はエラー出しても対処法を教えてくれないのね。つまり気にするだけ無駄。AltIMEの最新版をインストール。CtrlとCapslock反転。レジストリの該当部分を弄って起動画面でも反転が効くようにする。Tclockをインストールしてタイムサーバと時刻同期の設定、60分間隔で同期。AltIMEとTclockをスタートアップに登録。

mfc42とmsvcrt.dllを更新。msvcrtはNTが起動しているとロックされてどうしようもないので以前のNTで起動し直して上書きする。VBソフトは厳禁なのでVBランタイムは入れない。メモ帳トラッパのインストール。起動するエディタはxyzzy。環境変数HOME、XYZZYHOME他を設定。pathの調整、追加。スワップを適当なドライブに設定し直す。PGP6.5iをインストール、以前のキーの場所を設定。IME97のユーザ辞書を以前のNTから調達。DOSエミュレーションではこれが無いと駄目。サービスで不要なサービスを停止。デバイスでスタートアップさせるモデュール調整。使わないものは止める。再起動してタスクの状態、メモリ使用量をチェック。ふぅ。

アプリのインストール。レジストリ情報がないと起ち上がらないもの、使うものだけ入れる。Office97のaccess、excel、word。wordって人からもらったファイルを見るときは別として、年賀状の宛て名印刷のみに使ってます。アクセスでもいいんだけどせっかくインストールしてんだからさ。殺してやりたくなるイルカとかファイル検索の足を引っ張るfindfastとか画面を狭くする何とかバーは厳禁。アドレス帳だのOutlookも論外。基本は別区画に上書き。既にSR-2が当たっているのでインストール後はSR-2が起ち上がる。IME98、同SR-1をインストール後、以前のNT区画のユーザ辞書を同期。WXG2.0をインストール後update、ユーザ辞書の同期をとる。IMEの設定、キーバインドの変更。

ここで、落としておいたIE6のインストール、設定。IE6(IE5.01以上)を入れるとSPが当たらなくなるんでそれなりの覚悟をする。インストール後、直ちにセキュリティ・パッチを適用。BugBrowserをかましてスクリプト、ActiveX、自動~をすべて切る。postgreSQLドライバ、Gimp(ただしタブレットと競合してうまくないんで別区画のNTから使用)、どっちを取るかって問題になってしまうとなぁ。Acrobat readerのインストール。既存別区画のフォントフォルダにリンクを張って適度にフォントをインストール。業務用CADソフト2種を上書きインストール。業務用ラスタ系グラフィック、ベクタ系グラフィックソフトそれぞれ2種を上書きインストール。各々updateがある場合は当てておく。完了後自分のユーザ権限をただのユーザに降格。以上!お疲れ。動作が軽くて嬉しいぞ。

他のアプリ、game、mozilla、opera等は既インストールをダブルクリックでOK。Winamp、wingogoもOK。jw-cadはもちろんOK。全部そうして欲しいとおもうのは儂だけ? rdisk /s-で設定を保存して別マシンに保存。動作確認上問題なければ(3ヶ月後くらいか)旧NT区画にNTを再インストール。緊急ファイルサルベージ用なので起ち上がってNTFSを読み書き出来る程度に仕込んでおく。

NT上でやることは限定されているんでこんなもんです。インストールし直すたびにどんどんやることは減る。レジストリ弄ってパフォーマンスの調整なんてのも、もう面倒臭くてパスパス。CADとグラフィックさえきちんと動けばいいの。次は3年後か、もうしたくないなぁ。


2002/08/30 作成